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頑張らないダイエット、思いのほか継続中


更年期は太りやすいと言いますね。私は物事を見て見ぬふりをする傾向にあります。自分が太っていくのも見て見ぬふりをして、気が付けばこんなになっていた!というお話。


友人と行ったカフェで。

そのカフェは駐車場から小高い山を徒歩で登った先にある、今あちこちで流行している、辺鄙な行きづらい場所にある店だ。こういう店のコンセプトは、お客さまが苦労してたどり着いたという達成感を味わえるということらしい。この店もそうなのかは知らんけど。

車を降りて坂道を歩いていると、息が切れてきた。お腹のお肉が揺れているし、太ももも大揺れ。足が上がらない。山登りなんて(決してや山登りではないのだが、この時はそう思うほどしんどい)久しぶりだし、これは運動不足が祟っているんだわと思うにとどまる。


デパートに行ったときに。

デパートの入口のガラス扉に小さく映る、小太りのおばちゃんがいた。姿勢は悪いし、結構幅がある人だなぁ。ん?まてよ、後ろから歩いてくる人はいない。ひょっとして、私が映っているのですか?…視力が悪いので見えづらいなぁ。ガラス扉の手前まで来て、しっかり映り込んだ自分の醜い姿を目の当たりにした。

でもね。横幅が大きく映ってるだけでしょ、きっとそう。そういうガラスなのよ。(そんなガラスがあるのかは知らんけど)入口で自分が太ったように錯覚をさせて、いざ洋服を試着するときにはスタイルよく映る鏡を使わせ、あら案外私イケるじゃない、太ってないしと思わせ購入させる、そういう戦法なのよと、デパートのせいにしてその場を去った。



自転車で信号待ちをしているときに。

ふと、目をやった道路沿いのお店にある大きい窓に映った自分を見た。横からの姿が映っている。自転車に乗っているお肉ちゃんは紛れもなく私だった。お腹のお肉が素晴らしく出ているのがよくわかる。マジかよ・・・。信号が青に変わり、自分では颯爽と自電車を漕ぎ出したと思ったが、映る姿は颯爽とは程遠いボテボテペダルを漕ぐおばちゃんだった。


やっぱり私、太ったんだよねぇ。自覚せざるを得なくなった。仕舞い込んであったアナログな体重計を引っ張り出す。娘が小さいころ乗っていたピーターラビットの絵がかわいい体重計だ。20年経つと結構錆びついてきている。あの頃は47キロ前後だったわ、今はどうだろうか、おそらく50キロ行くか行かないかかな?なんて思いつつ乗る。

体重計に乗ると、54キロ!

おっと、これじゃ娘を妊娠した4か月ぐらいの時と同じじゃないか。majikayo…。

自分で思ってた以上にふとましい。鏡を見ればお尻もお腹もパンパンだ。デニムのサイズもしれっと2サイズ大きくなったのをはいている。でもバストのサイズは変わらない。下半身に集中している、いかにも更年期太りだ。太りだしてから腰痛も出てきた、ひょっとして痩せたら腰痛も治るかしら?

そもそも私には根拠の無い自信があった。食べても太らない体質。若いころからどれだけ食べても体重も体型も変化しなかったので、おばちゃん太りなんて自分には関係ないと思っていた。今は声を大にして言いたい。食べても太らない体質なんてない!(そういう人は体質なのよと言いながら、体を維持するために努力しているのだ、きっと、いや絶対。)

これは健康のためにもなんとかせねばと、まず体重計を買い替えた。体脂肪とか骨量とかがわかるデジタル式のもの。さよならピーターラビット。

体脂肪率30%超え。

majikayo…。

イチローのようになりたいわけじゃないが、体脂肪率30%はあかん気がした。よし!体重と体脂肪落とすぞ。週に1度はジムに通っていたけど、目標も決めず、だらだらとマシンを使っていただけだった。(ジムに行くことに満足していただけ)

だらだらとマシンを使うのはよしとして、どれだけ回数こなしたか位は記録をしておこうと考える。会社のエレベーターは使わず階段で移動。今まで夕食時、ビールでの晩酌をしてからご飯(米)もしっかり食べていたが、ビールを飲むなら糖質抜き(米)。ご飯を食べたいならビールは飲まないと決める。犬の散歩も心なしか長い距離を歩くようにする。食べたら30分以内に歯を磨く。おやつを食べるなら食後。食間でどうしても食べたくなったら食べるけど、歯は磨く。

しかし、自分を追い込むのは嫌いなので、できる範囲で全てゆるっと。

気が向いたらYouTubeでハンドクラップ踊ったり、スクワットしたり、プランクチャレンジしたり。


アプリを使うことで楽しんでやってる。

アプリでは朝昼晩、おやつ、食べたものを記録できるし、トータル栄養バランスもグラフにしてくれるので見やすい。見える化をすることで、カロリーコントロールを意識するようになった。運動したことも記録ができ、重宝している。あすけんというアプリ、無料のままで使っている。無料で十分の機能がある。

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2019年9月に54キロ近くあった体重が今は46キロになっている。体脂肪も30%超えていたものが、27%台まできた。1週間や1か月で痩せるような厳しいダイエットや高額なサプリを飲んだわけではなく、1年の長いスパンで、自分で決めたゆるいルールを守って現状を見える化するとこうなりました。


デニムも昔のサイズのものがはけるようになり、なんせ体が軽い。

腰痛は治りませんでしたが・・・。(多分これは最近始めた更年期の治療で症状が変わってくるのではないかと淡い期待を寄せている)見える化と自分で決めたルールを守る、でも厳しいルールは作らない。この方法は私にあっていたようで、これからも続く気がする。


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