娘とマスク
「マスクを外してもよくなったのに、マスクを外せない子が増えている。」
という話題について、結構深刻な事態なのかな…と思っていました。
心配している大人は多いと思うし、実際マスクをしていると表情が読みづらかったり、言葉が聞こえにくかったり、呼吸の仕方だったり、子どもの成長に影響があることも少なくないと言われています。
うちの娘も「学校ではマスクを外さないよ!」と言ってたので何か顔を見られたくない深刻な理由でもあるのかと母はちょっと心配していました。
さて、うちの娘(11才)がマスクを外さない理由は何だったのか?
「授業中に鼻呼吸の練習するのに口をテープで張ってるから」
見られたら恥ずかしいでしょ!!だって。
え?ええ??ってなるよね。
聞きたいことも、言いたいこともたくさんありましたが、ただひとつ確実に言えるのは、私が想像していた理由はどれも違っていたということです。
自分と子どもは別人格、考え方も違うし、感じ方も、価値観も違う。
そういうとなんだか小難しく、真面目に考えないといけない、大人はちょっと姿勢を正しましょうみたいな話に聞こえるけど、そうばかりでもないのかも。
娘がマスクを外したくないと言った理由については納得です。
そりゃそうでしょうね、と思います。
しかし、それは決して私が間違っているとかそういうことではありません。
私が娘に共感して同調する、そういう話でもない。
私には学校で授業中に鼻呼吸の練習をしようなんていう発想はないです。
鼻呼吸の練習をするのは授業中じゃない方がいいと思うし、セロハンテープは唇に優しくない。
私の言い分もそれはそれで正当です。
マスクをしないといけないという窮屈な徹底した感染症対策の中でも、子どもは遊び心を忘れていませんでした。
授業中にそういうことするのはどうなんですか?と保護者としては思ってますが、プレイワーカーとしては誇らしく、頼もしく思っています。
子どもも正しい、ママも正しい、そういうことがいっぱいあるよね。
…鼻呼吸の練習中に授業で先生に当てられた時はどうしてたんだろうか。
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