猫とタバコと安いアパート、お前らどうせそんなのが好きなんだろ。
私ってこんな人間。
都会の片隅の安いごちゃごちゃしたアパートで拾った猫を飼いながらそれなりの給料で生活する。虚無感の中に生きながら、時にいい人と出会って多幸感の中しばらく生きる。その多幸感も長くは続かずその人の好きな銘柄を吸ってみたりして、しばらく感傷的になってはまた虚無感の中、夜の電車に揺られ猫の待つアパートに帰る。それでもまたいい人と出会って人並みに結婚してささやかに暮らしていく。そういうものだと思っていた。それを望んでいた。そんなクソみたいだけど美しいと感じてしまう生