詩 『死に向かう二十歳のうた』 取るに足りない詩たち
1
なぜ美しくなくてはいけないのでしょうか。
なぜ不服なことも笑ってやり過ごさなくてはいけないのでしょうか。
なぜ生と死は完全な二項対立なのでしょうか。
なぜ個性を持つことを強要されるのでしょうか。
なぜ自分のものを残したがるのでしょうか。
なぜ命を奪うことを嫌うのに花を摘み取るのでしょうか。
なぜ死を忌むのに死後の世界に夢を見るのでしょうか。
なぜ生きていなくてはいけないのにただ生きているだけでは誉められないのでしょうか。
なぜ自分の感情を否定するのでしょうか。
2
私は生きる理由を探すために詩を書く。
私は死ぬ理由を探すために詩を書く。
私は言い訳するために詩を書く。
私は世界を美しく見るために詩を書く。
3
泣くのは私1人だけでいい。
私だけがこの心地よさを知っていればいい。
4
死ではなく、ただ深い深い眠り。
たまに浅い眠いにやってきて夢を見る。
生きることではなく、この世界を憎んでいるのだ。
死ぬのは怖い。
でもこの世界が憎い。
でもたまにこの世界が愛おしいから厄介。
・・・
短すぎて1つの記事に綴るには取るに足りない言葉たちをまとめました。
2024/06/29
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