【後編2】医学部6年生の、人生を生きやすくする座右の銘10選 ⑧⑨⑩

要約

長くなった座右の銘編も、ようやく最終回です。
読む皆様も本当に疲れたと思います。自分も本当に疲れました。

今回の内容は、今までの内容を読んでくれさえいたら本当に簡単です。おさらいみたいなものです。


それでは、最終回。
⑧⑨⑩「自分を知ること。他人を知ること」の解説をしていきたいと思います。


⑧⑨配られたカードで勝負する。デッキの内容を把握する。デッキを構築する。


⑧「ないもんねだりしてるほどヒマじゃねえ あるもんで最強の闘い方探ってくんだよ 一生な」
アイシールド21 蛭魔妖一

ライバル校である神龍寺ナーガの天才選手、金剛阿含に対して主人公のチーム泥門デビルバッツを率いる主将ヒル魔が言い放った言葉。天才に対しての羨望や僻みは誰しも存在する感情。しかし凡人ヒル魔にとってはその羨む時間も無駄。自分の現在の能力を受け入れ、いかにして自分やチームの力を最大限発揮できるかに全力を注ぐ。
1年という長い時間で、ヒル魔が40ヤード走の縮められた時間はわずか0.1秒。その0.1秒が、勝敗を分けた。



⑨「人生は配られたカードで勝負するしかない でも君たちはマダ 自分にどんなカードが配られているかも分かっていない」
かぐや様は告らせたい Adolfe Pescarolo(校長)

偏差値77。天才たちの学び舎「秀知院学園」
その校長であるAdolfeは教育者として、大人たちの言いなりになってしまい破局してしまった主人公たちに対して言った。


2つとも、自分の大好きな漫画で、全巻所有しています。

それぞれ内容については泣く泣く割愛させて頂きます。本当に悔しいです。


校長が言うように、スヌーピーの名言にこういうものがあります。
「You play with the cards you’re dealt…」
(配られたカードで勝負するしかないのさ)



---ないものねだりをしたところで、時間と精神の浪費

⑧のヒル魔の名言から、自分はそういう結論を持っています。
平凡ヒル魔も、天才金剛阿含のようにスピード、パワー、テクニックを持っているわけではないのですが、
主将として自分には自分のできることをやってのけました。

スヌーピーも同じです。
ルーシーという女がスヌーピーに対して言いました。
「時々、わたしはどうしてあなたが犬なんかでいられるのか不思議に思うわ。」
それに対するスヌーピーの解答が上のやつです。

スヌーピーも、所詮犬です。犬として産まれてしまった以上、犬として生きるしかないのです。



---親ガチャ理論について

ところで、よくいますよね。
「親ガチャ失敗」
「生まれてくる国を間違えた」
「自分は才能を持って生まれなかった」
などと言う人たち。

正直言いたいことはよくわかります。
実際、毒親育ちだと歪んだ性格になったり、まともな教育さえ受けさせてもらえなかったりすることもある。↓がいい例です。

アメリカに生まれていれば、英語を学ぶ必要がなかった。
才能があれば、人生は変わった。

本当に全て、痛いほど、苦しいほどわかります。
自分も発達障害がなければ、もっと生きやすい人生だったでしょう。
そう感じますが、それさえ時間の無駄だと思います。人それぞれ、抱えてるものが違うから。


前回、⑦ニーバーの祈りについて説明しましたよね。上記のものは全て、

「冷静に受け入れないといけない、変わらないもの」
なんです。

④「やらない理由よりやる理由。」とも絡めることができます。↓中編から引用。


話を戻して、人は誰しも夢があります。
その夢に向かって走るときに、
「やらない理由探しばかりして言い訳ばかり続ける」のと
「やる理由探しをして、やらない理由もしっかり把握しておく」

この2つではとても大きな違いがあります。何が違うかと言うと、夢へのモチベーションが全く違います。

こんなのって考え方一つなんです。
されど、その一つで大きく方向性が変わってくる。
それもまた、この④の座右の銘の応用法だと自分は思います。

ポジティブ思考をうまく活用する事で、モチベーションの維持を図っていきましょう。
それもまた努力の一環です。


「やらない理由」というのが、「得ることのできない物のないものねだり」に当たります。

「頭の良い医学部生だから言えるポジショントークだ!」と聞き捨ててくれても構いません。ですがはっきり言います。

「ないものねだりは、時間と精神の浪費です」

ポジショントークだと思うのであれば、ずっとダラダラと言い訳を続けていてください。そんな人生も1つの形だと思いますし、決して否定はしません。



---デッキの内容を把握する。自分だけのデッキを構築する。

みなさんカードゲームをやったことはあるでしょうか。

かく言う自分も、高校2年生まで「デュエル・マスターズ」というカードゲームをプレイしていました。

例えばの話ですけど、
いきなりデッキを渡されて、これでデュエルしろとか言われても、勝てるわけがないですよね。

どういうコンセプトのデッキかわからないのだから、どういう戦法が最適かわからないからです。

人生も同じです。
「確かに配られたカードで勝負するしかない。けど、配られたカードを知ることもめちゃくちゃ大事。」
それが、自分を知ることなんです。

自分には何ができて、何ができないか。
何を幸せだと感じて、何をすることが自分の結局の目標なのか。
それを知らないと、①自分の能力の範疇外の出来事が起きた時に対処が効かないし、②③努力の方向性は決まりませんし、⑥相手の才能を盗むこともできません。

これは、①.②.③.⑥の座右の銘の話と絡めることができますよね。(①ケセラセラ ②すべからく努力 ③考えて努力しないと普通に嘘つく ⑥他者は誰しも先生)

つまり、⑧⑨⑩の内容は①②③④⑥⑦の内容と対応しているのです。

ようやく繋がってきましたね。ここまで長かったです。あと一息ですよ。

自分を知ることは、自分の人生を生きやすくするための最高の手段なんです。


---ダニング=クルーガー効果


みなさんはダニング=クルーガー効果というものをご存知でしょうか。

能力の低い人が「実際の評価と自己評価を正しく認識できずに、誤った認識で自身を過大評価してしまう」こと。 心理現象である「認知バイアス」のひとつです。

つまり、自己を過大評価してしまうということです。

ここからは自論なんですが、自分は、逆ダニング=クルーガー効果も成立すると思っています。

つまり、能力が低い人が自己を過小評価してしまうということです。(この心理現象に名前があるかは知らないです)

よくいませんか?テスト前とかに、「絶対できる気しないよ〜」とか言って、蓋を開けてみれば高得点を取るやつ。
自分はこういう人間も馬鹿の類だと思っています。

本当に賢い人間ならば、そんな保険なんてかける必要もなく、80点くらい取れるだろうと最初から推定できて、実際に80点に近い点数を取ります。

つまり、テスト前に
「余裕っしょ!」って言って再試にかかるやつも馬鹿だし、
「いやー今回無理そう」って言って平気で合格するやつも馬鹿です。
両クルーガー論は成立します。

「ダニング=クルーガー効果も逆ダニング=クルーガー効果も成立?訳のわからないことを言うな!」と思いますよね。前提としてまずダニング=クルーガー効果が間違っているんです。

そこで、新たな仮説を提唱します。


---能力が低い人は、自己の評価を適切にできない。だから過大評価や過小評価をしてしまう 【モス=ドラゴン効果】

これをモス=ドラゴン効果と心理学的に名付けたいと思います。(ダニングもクルーガーも人名なので、自分はネットのハンドルネームであるモスドラゴンを名付けたいと思います。)

自分の能力を適切に評価することはとても大事だと思いますし、それは、もうここまで読んできてる人なら百も承知でしょう。

まとめます。


人生は

自分の能力を適切に評価し(デッキを知り)、
努力をして出来ることを増やし(デッキを改築し)、
自分の出来ることで勝負するしかない(配られたカードで勝負するしかない)



⑩「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず 」

もう、いいですよね。説明不要だと思います。

以上が、自分の座右の銘が
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
である根拠です。

この10本の矢を持っている自分は、正直無敵。百戦無敗なんです。

長い文章なのに、お付き合いいただきありがとうございました。

追記:
じゃあどうやって自分を知れば良いのか?という事を説明し忘れていました。というか長くなりすぎて説明できません。

次の記事、「人の皮を被った悪魔どもに遭遇した時のメンタルヘルスの保ち方」の
②自分の境界線を知ろう。張っていこう。(己を知る)
で詳しく説明していきたいと思います。↓



まとめ

ようやく、生きやすくなるための10の座右の銘の解説が終わりました。

座右の銘診断も含めると、15000文字くらい書きました。(原稿用紙に換算すると約40枚分くらい。

正直長すぎです。ここまで読んだ人がどれくらいいるでしょう。

ここまで読んで頂けた方には、感謝の気持ちを述べたいと思います。本当にありがとうございました。

読んでくださった皆様は感じていただけたでしょうか。⑧⑨の解説あたりで、①②③④⑥⑦と繋がってくるというアハ体験を。
自分はこのアハ体験を得てもらうという構想を元に、この10元論をうまくまとめたつもりです。正直本当に難しかったです。

以上が、
「医学部6年生の、人生を生きやすくする座右の銘10選」
でした。お付き合い頂きまして、ありがとうございました。

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