「中学イケてない芸人」が体を張って教えてくれたこと
「おいタクシー!お前運動会で怪我した後に女子に(自分の治療を)押し付け合いされて落ち込んでると思うけど大丈夫だよ!お前さ、そうやって女子にガーッて言われるのが将来仕事になるから!(中略)それで莫大な金を稼ぐことになるからな!」
※タクシー=アンガールズ田中さんの中学時代のあだ名
田中さんが、当時のイケてない"タクシー"に向かって最後「あの頃の自分へメッセージ」を送っていた。
先日、アメトーークで「中学イケてない芸人〜シーズンⅡ〜」が放送された。切なくて笑えるあの企画。それ、もはやイケてないエピソードというかじゅうぶんイジメだよね、と思えるものがあったり、HSPの自分は脳内で疑似体験してしんどくなる面もある。だって、最近女子によく話しかけられるなぁって純粋に喜んでいたのに、それが仲間内の遊びによる罰ゲーム(ゲームで負けたらアルピー平子さんに話しかける)だったっつうんだよ……。ひでぇ……。
一方で、芸人さんという職業柄、そんな経験を笑いに変えて昇華させている姿になんだか一筋の光が見えるというか。いや、現在進行形でしんどい思いをしている真っ只中で、逃げ場を見つけられない小中高生に迂闊に「ほら、いつかこうやって笑い飛ばせる日が来るから!」なんていえないけど。
中学イケてない芸人を見ていると、この言葉がぐっと身近になる。
ちょうど先日、ROLANDさんも似たようなことを仰っていた。
たとえば、私も胸躍らせて上京してきた新入社員時代、私だけ配属先がなかなか決まらず暗に「どの部署もお前のこと要らないって」という事実を叩きつけられグッサグサに精神刺されたこともあったり、よくnoteでもいっている借金時代があったり、思い出したくないな・愚かだったな、と思う過去がたくさんある。
それでも今、その経験があるからこそ自分の発言に耳を傾けてもらえることもあるし、私が目指す「生き方の多様性を発信できる人間」になるためには、実は必要だった経験のようにも感じる。
我々はみんな、ひとそれぞれ何らか……ひとつやふたつ、大なり小なり「変えたい過去」を抱えてサバイブしてきた人間だと思う。ということはつまり、無意識のうちに「過去の意味」をどんどん改ざんして今このときを生きている仲間なのかもね。
「お〜〜〜い 社会人1-2年目の犬田〜!
借金地獄で親にも迷惑かけるし、会社でも何の役にたっているかまったくわからず毎日自己肯定感ゴリ削りで藻搔いてると思うけど、今では毎年親を旅行につれていったり、フルリモートで複業したりと、当時と150度くらいは違う生活をゆるゆるやってたりするぞ!!相変わらずパートナーはいません!そこはスマン!1-2年目の頃の犬田、歯を食いしばって東京で耐えてくれてありがとう!!」
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