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「I feel pretty.」といつか言える日のために(久々に映画を観た)

3000円の買い物を躊躇なく10回するのに
3万円の買い物には1週間悩む
30分のアニメを躊躇なく4本連続視聴するのに
2時間の映画を観るのは勇気がいる

何がいいたいかというと、私はほぼ映画を観ず生きてきた。
前に紹介したロシャオヘイセンキを除けば「おもろい映画」は「MASK」で止まっているレベルだ。


「これを観終わったころには2時間が過ぎている」と思うとなかなか再生ボタンが押せない。
もっというと、HSP(繊細さん)な性格の場合、短時間にギュッと起承転結が詰まっているコンテンツが苦手だったりする。「"転"いらない!"転"いらない”!ずっとこのまま穏やかに進め!」と思う。

まぁ逆にいえば、まだまだ数々の名作に「初見」の機会が残っている。

ということで、昨夜何気なく観た「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」。

私の性格にぴったりな映画だとは知っていたけど、もちろん観たことはなかった。(私はAmazon Primeで観たよ)

容姿に自信のないレネーが、ジムで転倒し頭を打ってしまうことから始まる物語。
これをきっかけに、なぜかレネーだけ、自分自身がスーパーモデルのような容姿に見えるようになるのだ。周りからすれば、容姿はいつものレネーなんだけど、レネーは自分が美しくなったことによって性格や、価値観、言動が一変。人生が好転していく。

実は見た目は何も変わっていないのに、内面が変わったことで人生がより良いものになっていくことを教えてくれる映画。


私も本当に自分の容姿が好きではなくて、誰かに会うたびに無意識に「そのひとより自分が劣っているところ(≒相手の優れているところ)」を炙り出して自分の首をしめる癖がある。

あの子はスタイル抜群。私とはちがう生き物みたい。
あの子は……体系は……ちょっと私と似てはいるけど、でもあの子のほうが髪が綺麗。目が大きい。肌が綺麗。
ここにいる女の子の中で私がいちばんかわいくない。

レネーのように「比べられる場所」に行くことを恐れる気持ちがとてもわかった。

私が私を愛してやっと、誰かに愛される入口に立てるのよねと深夜0時過ぎにソファでぼんやり考えた「I feel Pretty.」。


ほんとはアマプラでダウンロードして、ジムで(それこそレニーのように)バイクを漕ぎながら視聴しようと思っていたのに、うっかりそのまま見続けてしまった。(トム・ホッパーかっけ~~~)

たまにはこうやって映画を観る時間と心の余裕があるといいね。
MASK見ます。

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