ミッション・ビジョンを実現させる当社独自の事業戦略とは?|メンバーズのIR note
こんにちは。株式会社メンバーズのIR担当です。
4回にわたり『Members Story』の内容をベースに、当社について掘り下げて紹介するnoteシリーズ。前回は、『VISION2030』で目指す姿について、その背景にある4つの課題とビジョンを実現させるための2つの方針について触れました。
3回目となる今回は、これまでに説明したミッション・ビジョンを、事業を通じてどのように成し遂げるのか、基本戦略を明らかにします。
・この記事は約5分で読めます・
3つの軸で事業戦略を策定
デジタルマーケティングやデジタルビジネス支援の領域は、Web制作会社やインターネット広告代理店等のインターネット関連企業のみならず、当社よりはるかに規模の大きい広告代理店、コンサルティングファーム、システムインテグレーター、アウトソーシング企業、人材派遣企業等との激しい競争環境にあります。
その中で、当社がお客さまに対して高い価値を提供し、持続的な成長を実現するために、以下の3つの軸をグループ共通の基本戦略として追求し続けています。
1.自社が世界一になれる部分
2.経済的原動力になるもの
3.情熱をもって取り組めるもの
1.世界一のデジタルビジネス運用支援サービスを確立
・自社が世界一になれる部分:デジタルビジネス運用支援
当社は、お客さま企業のデジタルビジネスにおいて高い成果を創出する運用支援の領域で世界一になれると考えています。
競合他社は運用領域を手間のかかる低付加価値領域と捉え、自社の主力の人材を配置しない傾向にある一方で、当社では、迅速な変化と試行錯誤が求められるデジタルビジネスにおいては、運用領域こそが価値創出の中心であり、ここに主力の人材を配置し高い成果の創出を目指しています。
・あたかもお客さま企業の社員のように主体的に成果を創出
デジタルビジネスの重要性の高まりを踏まえると、その運用は本来的にはお客さま企業が内製で行うべきであると当社では考えています。一方、高度な専門性を持った人材が不足しており、採用や育成が難しいこと等の理由から、完全な内製化は困難であるケースが多いです。
そこで、当社は、貢献志向・成果志向・成長志向の高いデジタル人材(デジタルクリエイター)を採用・育成し、クリエイターがチームとなってお客さまをご支援することで、あたかもお客さま企業の社員であるかのようにお客さまとビジネスゴールをも共有し、主体的に運用の高度化と成果創出を行っています。
また、デザイン思考、新技術領域等の高付加価値なスキル・能力を身に付けるための人材育成投資や、クリエイターが長期的にいきいきと働き続けられる環境・処遇の向上に対する投資も積極的に行っています。
このようにしてクリエイターが最も活躍できる会社を創り、お客さま企業のデジタルビジネスで高い成果を創出する運用支援で世界一を目指します。
2.お客さま1社あたりの利益を最大化させる
・経済的原動力になるもの:1社あたり利益
お客さまのデジタルビジネス運用領域で、当社が高い成果を創出するためには、お客さまと長期的に深いパートナーシップを構築することが必要です。
パートナーシップを築けたお客さまのビジネス成果を当社が創出することができれば、お客さまのデジタルビジネスの拡大とともに、当社のサービスやクリエイターに対するお客さまのニーズが高まり、当社がご支援できる領域が更に拡大するはずと考えています。
お客さまのデジタルビジネスの成長を継続的に支援し、お客さま企業1社あたり利益を拡大させることが当社の経済的原動力となります。
・地道な取り組みが、CSV経営の拡大に繋がる
当社のミッション・ビジョンを実現するためには、お客さまにCSV経営を浸透させ、社会課題の解決への取り組みが企業価値向上に繋がることを実証していく必要があります。
CSV経営を提案する機会をいただくためにも、日々のお取引の中でお客さまに対し成果を創出し、長期的にご支援する中で信用力を高めていくことが重要です。
3.CSV経営を広め持続可能社会への変革をリードする
・情熱をもって取り組めるもの:CSV経営を広め持続可能社会への変革をリード
当社が事業を通じてミッション・ビジョンの実現を目指すためには、前述した競争戦略、経済性の観点に加え、自社の価値観・思想の観点が必要です。
それは、自社がどんな困難に直面しようとも諦めずに取り組み続けられること、長期的に情熱をもって挑戦し続けられることが不可欠であるためです。
長期的に情熱をもって挑戦し続けられることとは、当社のミッション・ビジョンそのものであり、本業において、CSV経営を広め持続可能社会への変革をリードすることです。特に『VISION2030』においては、大方針・目標として累計100億ソーシャルエンゲージメント総量の達成を目指しています。
・当社自身がCSV経営を実証
経営指針「超会社」に則り、社会貢献とクリエイターの幸せを拠り所に置いた事業の方がより高い利益を創出し、企業価値向上に繋がることを当社自身が率先して実践し、実証してまいります。
地方拠点を開設することのほか、地方中堅企業への支援を通して地方創生を推進するメンバーズルーツカンパニーや再生可能エネルギーの発電を手掛ける子会社の株式会社メンバーズエナジー等も当社のCSV経営の一環です。
また、お客さまのCSV事例の創出や学生向けCSVコンテストの開催などは、CSV経営を世の中に広めるという当社最大のCSVでもあり、今後もミッション・ビジョンの実現に向け、当社のCSV経営を実践してまいります。
今後のさらなる事業展開に向けて
今後も優秀な人材を採用・育成し、時代に沿って適切な形でさまざまなお客さま企業や領域を対象に事業を展開してまいります。
事業の選定においては、クリエイターが活躍でき、クリエイターの幸せが実現できる事業領域であること等を前提としており、この前提を踏まえつつ、クリエイター1万人構想に向けて、現在の事業領域に限定せず、ミッション・ビジョンの実現に資する事業に積極的に挑戦してまいります。
編集後記
今回は『Members Story』の「第3章 事業戦略」 を中心に、第5章よりCSV経営の実践についても触れながら、当社の根幹となるグループ共通の基本戦略についてご説明いたしました。
今後も市場や時代の変化に応じて、ビジネスモデルや領域を柔軟に変化させながら、お客さまに高い価値を提供し、CSV経営を広め、ミッション・ビジョンを実現させてまいります。
今回の記事のほか、当社のことを知っていただく入り口となる記事は『メンバーズを知る』マガジンにも揃えております。こちらもご覧ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(文:中島)