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「街の上で」のレビュー

こんにちは。めろんぱんです。
マスク生活が長いせいで、友達が髪を染めただけで誰だかわかりませんでした。ごめんね。

今回は「街の上で」のレビューを書いていきます。

この映画は2021年4月9日に公開され、今も上映中です。
夏頃に映画館で鑑賞しました。
とっても好きな映画なので最後まで読んでくれると嬉しいです。

<あらすじ>
下北沢の古着屋で働いている荒川青。青は基本的にひとりで行動している。たまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったり。口数が多くもなく、少なくもなく。ただ生活圏は異常に狭いし、行動範囲も下北沢を出ない。事足りてしまうから。そんな青の日常生活に、ふと訪れる「自主映画への出演依頼」という非日常、また、いざ出演することにするまでの流れと、出てみたものの、それで何か変わったのかわからない数日間、またその過程で青が出会う女性たちを描いた物語。
【Filmarksより】

予告編はこちらです。

主演:若葉竜也
監督:今泉力哉
出演:穂志もえか(保紫萌香)、古川琴音、萩原みのり、中田青渚、村上由規乃、上のしおり、芹澤興人、タカハシシンノスケ、成田凌、遠藤雄斗、カレン(倉嶋かれん)、左近洋一郎、小竹原晋、廣瀬祐樹、春原愛良、未羽、倉悠貴、中尾有伽、五頭岳夫、岡田和也
脚本:今泉力哉、大橋裕之

評価
演技:5
セット:5
ストーリー:5
演出:5
イケメン:3

【演技】
全員上手です。
初めて見る俳優さんも多かったのですが、皆さん自然でとても素敵な演技でした。

【セット】
セットではないですけど、ロケ地が全て下北沢だった所にこだわりをすごく感じました。
下北沢に行きたくなる。巡りたい。

【ストーリー】
ちょっと笑えて、ちょっと悲しくて、ちょっと切なくて、けっこう楽しい、青の日常を描いた作品。
毎日過ごしていると、何が変わってるのか、どこが成長してるのか分からないけど、ちゃんと変わるし、成長してる。
そんな日常も愛しいと思える。
青も女性たちも、出てくる人みんなが、それぞれちゃんと生きてた。
良いところも悪いところもあるのが人で、それが素敵だった。

【演出】
のんびりゆったり青の日常が進んでいくのが好き。
展開は激しくないし、ドキドキハラハラもないけど、それが日常。
青の生きてる日常と私たちが生きてる日常はそんなに変わらないと思わせてくれる展開と映像でした。

【イケメン】
特に好きな顔はいません。

【総合】
私の中の「映画」という意味を1番表現している作品です。
ドキドキしたり、ハラハラしたり、考えさせられたり、感動したり、後味が悪かったり、メッセージ性があったり、そういう作品はたくさんある。
そういう作品ももちろん大好き。
でも私の中の「映画の存在意義」とはちょっと違う。
私の中の「映画」は観ている間、何も考えないもの。
現実逃避とかそんなんじゃなくて、始まったら何も考えないくらい引き込まれて、終わったら「観て良かった」って思えるもの。
この映画はそれだった。
私の映画の意味は「街の上で」が全部です。
「街の上で」に出会えて良かった。

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