新型コロナ禍のもとでマインドフルネスが果たすべき役割
改めて触れるまでもなく、世界中で危機が広がっている。かつて世界の人々が自らの身に差し迫った危機をこの規模で同時に体験したことがあっただろうか。リーマンショックの時は金融市場が引き金となり、実体経済に大きな影響を及ぼした。しかし自らの命が直接的に脅かされていることを感じることは、ほとんどなかったのではないだろうか。遡れば、冷戦や第二次世界大戦が現在と似た雰囲気だったのかもしれない。おそらくその当時でも、当事国でない国の人たちや国家のリーダーが自分の命が危険にさらされているという