コロナによる日本の「メンタルヘルス・パンデミック」を食い止めたい
この度、コロナの影響によって悪化している日本のメンタルヘルスをサポートするためにクラウドファンディングを開始しました。この記事では、なぜ今回のプロジェクトを立ち上げたのかご説明させて頂きます。
https://readyfor.jp/projects/mindfulness
▼自己紹介
はじめまして。マインドフルネスのスタートアップ 、株式会社Melon代表の橋本と申します。この度は本プロジェクトをご覧いただきありがとうございます。MELONは「マインドフルネスですべての人を健康に、笑顔にする」をミッションとして、日本を元気にしたいという思いで活動しています。
弊社はオンラインでマインドフルネスを実践するプラットフォーム「MELON ONLINE」を運営しています。MELONは、欧米で脳や心をセルフケアするためのツールとして広がっているマインドフルネスをスタジオで提供するために、2019年4月に設立されました。しかしながら、2020年4月からは新型コロナの影響でスタジオ運営を行うことができなくなったため、急遽オンラインのサービスを立ち上げ、少しずつお客様も増えてきています。(MELON創業への思い)
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
日本では新型コロナの死者より自殺者が多いことをご存知でしょうか?10月末時点での新型コロナによる累計死亡者数は1,770名でした。一方で10月単月の自殺者数は2,153名と、前年比40%増加しています。特にコロナによる解雇の影響を受けやすい女性の自殺者数は前年比83%増加となっており、生活苦や不安などを抱えている方が急激に増えていると考えられます。8月には小〜高校の学生の自殺者数が前年比で倍になっており、女性や子供などの社会的弱者への精神的なプレッシャーが高まっています。
(CNN記事:「日本の10月の自殺者、年間の新型コロナ死者上回る 女性の増加顕著」)
日本ではもともと、自分の感情や本当の自分を他人に見せることに対して、社会的圧力がかかりやすい風潮があるように感じられます。悩みを抱えていることを他人に打ち明けることができないため、独りで問題を抱えてしまい、更に悩みが大きくなるサイクルもあると言われています。今回の新型コロナにより、そのような問題が露呈されてきているのではないでしょうか。
このプロジェクトを立ち上げたのは、様々な生きづらさを抱えている中で、新型コロナによる失業やストレスで追い討ちをかけられて苦しまれている方に、マインドフルネスを実践して頂き、少しでも楽になって貰いたいという思いからです。
MELONのお客様の中にも、コロナの影響で不安になっていたが、4月以降オンラインで初めてマインドフルネスを学ばれて、とても救われたという方がたくさんいらっしゃいます。(お客様の声)
マインドフルネスは宗教的なものではなく、近年、欧米を中心に脳科学や心理学の分野で研究が進んでいる極めて科学的なメソッドです。継続的にマインドフルネスを実践することで、QOL(クオリティオブライフ、生活の質)が改善することが分かっています。
もちろんコロナ禍の現在、金銭面や仕事面、生活の直接的なサポートも非常に重要な課題です。国や自治体をはじめとして、多くの民間企業やNPOもその面でのサポートを始めています。その中で私たちMELONが一番役に立てることは何だろうと考えたところ、「MELON ONLINE」を通じたメンタル面でのサポートではないかという結論に至り、今回のプロジェクト立ち上げを決めました。
MELON ONLINEのイメージ
▼プロジェクトの内容
本プロジェクトでは、通常は月額3,500円(税抜き)でご提供している「MELON ONLINE」を完全に無料で全ての方に一定期間ご提供します。また公平性の観点から、現在のお客様からお受け取りしている月額会費の課金は、その期間はストップさせて頂きます。特に下記のような方を対象に無料でマインドフルネスを実践して頂きたいと考えています。
・コロナの影響により失業された方
・シングルマザー・シングルファザーの方
・医療従事者(従来から無料提供中)
・学生・教育機関関係者
・その他コロナの影響により苦しまれている全ての方
このような方々にマインドフルネスを知って頂き、サービスを届けるために各種NPO団体様と連携させて頂く予定です。
冬になりコロナの影響は更に悪化することが見込まれますので、できる限りスピーディーに展開していきたいと考えています。またワクチンが普及するまでの間、今回のプロジェクトの資金が続く限りは無料でご提供したいと思っています。
スタートアップとしてまだ2年目ですので、現時点でも赤字で運営しております。そのため個人のお客様からの売上が一切なくなることにより、赤字の大幅な拡大と資本金の減少が見込まれます。そこで本プロジェクトでは無料開放期間中の会社運営費用をクラウドファンディングで集めさせて頂きたいと思います。運営費用は1ヶ月につき200万円が必要となりますので、目標金額は無料期間を1ヶ月と想定してReadyForへの手数料と合わせた230万円としています。それより多く資金が確保できた場合は、無料期間を延長させて頂きます。
▼プロジェクトの展望・ビジョン
私がこの事業を立ち上げたきっかけの一つはうつによる友人の自殺です。その彼を助けられなかった後悔は、今でも心の奥に引っかかっています。夏以降の自殺者数の増加を見て、何か行動しなければという思いを募らせてきました。マインドフルネスを通じて、苦しい時期はずっと続くものではなく、必ず明るい未来が待っているということ、大変な時には手を差し伸べてくれる人たちが社会にはたくさんいるということを、今苦しまれている方には知って頂きたいです。この思いに賛同して頂ける方は、ぜひサポートをして頂けますでしょうか!
このプロジェクトに支援をして頂いた方には、コロナで苦しまれている方への応援メッセージも頂けると嬉しいです。(メッセージがない場合は、なしとご記載ください。)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?