サザエさん症候群とマインドフルネス

Wikipediaによるとサザエさん症候群とは以下のように定義されているようです。

サザエさん症候群(サザエさんしょうこうぐん)とは、日曜日の夕方から深夜、「翌日(月曜日)からまた通学や仕事をしなければならない」「月曜日の休み=タブーである・ガックリする・罪悪感を感じる」という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の、日本における俗称である(テレビアニメ『サザエさん』は日本国内の多くの地域で日曜日夕方に放映される)。

もしかしたら在宅勤務が普及して、出社がなくなると少しだけサザエさん症候群も緩和される可能性もあるかもしれませんね。特に職場での人間関係に悩みを抱えている人にはテレワークになって仕事が楽しくなった、なんてこともあるかもしれません。

サザエさんが放映される日曜の夕方、家族のいる人は一家団欒の時間ですね。仕事や学校が始まる前の貴重な束の間の時間、できたら夕飯を食べながら週末にあった出来事など、たわいもない家族との会話を楽しみたいです。でも、その時に週明けのプレゼンテーションや会議、営業資料の作成のことを考えて、不安や焦りが頭の中を埋め尽くしていたらどうでしょうか?目の前にある一瞬の大切な時間はすぐに過ぎ去ってしまいます。

マインドフルネスとは今この瞬間をしっかり味わうこと。未来のことを不安に思っても、未来を変えることはできません。でも、過去に想像していた未来は今ここにあります。今を味わうことができなければ、全ての過去の行為や努力は無駄に終わってしまいます。サザエさんの時間にはサザエさんを楽しみ、家族との時間、自分だけの時間を楽しむ。これがマインドフルネスです。

週明けのことを考えて、少しブルーだなと感じたら、そんな自分を観察してみましょう。胸がギュッと詰まるような感覚や、呼吸が浅くなる感覚があるかもしれません。それでも、そんな自分をただ受け入れ、ちょっと不安なんだな、嫌な気持ちなんだなと自分に共感してあげましょう。それが済んだら、今この瞬間にご自身を引き戻してあげます。少しだけ楽になるかもしれません。

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