絶望の底の底の底

絶望の底の底の底に本当の私がいるの
もう誰にも見つけてはもらえないけど
こんな深い底まで来れる人もいないんだけど
昔の物語みたいに剣を持って
闇に立ち向かう勇敢な人がいたら
私はちょっとだけ光を感じられたかもしれない
どんな暗闇の中でも歌声を絶やさず
いつか必ずと待ち続ける勇気があれば
私はちょっとだけ明日を信じられたかもしれない
でも私には何も起こらないから
私の何がいけないの?って怒りだけが
いつもその怒りだけが私を壊す
絶望の底の底の底にいる本当の私に
あなたがようやく底にいることを
私に思い出させてくれたこと
私にさえ気づいてもらえず長い間孤独だったこと
それでも息をしていてくれたこと
私には剣は無いけど
暗闇に立ち向かう強さはあるから
私が辿り着くまで生きていて
どうか生きていて

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