哀しい記憶

なんにも貰えなかった
目に見えないものを信じる力も
与えられなかった
愛も貰えなかった
カラッポの心は
何を詰め込んでも埋まらなかった
そしてやっとあきらめた
何年もかかって
本当のあきらめる意味を知った
だからといって
絶望が消えたわけでもなく
生きるのが楽になったわけでもない
私はいったい
今どこに向かっているのでしょうか
哀しい記憶は
消えないのです
哀しい記憶は
私自身をつくってしまったのです

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