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紡いでいく、うた。

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#想い

ひとり

哀しみに暮れた
もう 涙は出ない
霞んだ空を
見上げて
唇を噛み締めている

胸が痛くて
身体を抱えた
震えているだけ
失うということが
この胸を切り裂く
僅かな望みさえ
無くなってしまう

こんな事になるならば
私は此処に居なかったのに
日が暮れて
暗闇の中 震えている
捨てられた猫のように
怯えている
今は
誰の手も 取りたくない
誰の温もりも
要らない

ただ ひとりで
こうして蹲って
哀し

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こころの在処

こころの在処

 古くなった心は
何処に仕舞えばいいのだろう
新しい心に着替えて もうそれで充分なのに
いらないと想った心が 泣いて訴えてくる

 「何で、見捨てるの?」

 ねえ、何処に隠しておけばいい?
こんな心、もう 古くなっているから
 いらない、いらないんだ
泣いたまま、それを ひた隠しにしてさ
新しい 明るい心で
 生きていきたいんだ

 ねえ、心に優しくするには どうすればいい?
古くても 新しくて

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