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『STOPかんしゃく』は、身体から!

こんにちは!

今日も育児と仕事に奮闘中のパパセラです!

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今日は、『かんしゃくの対応』についてのお話。

幼稚園ぐらいのお子さんがいるご家庭では、子供のかんしゃくに苦労したことはないだろうか。なんでも自分でしたかったり、自分のこだわりに反することが起こったり、いろんな理由で大声を出して、バタバタと暴れだす。そうなった子供に対応するのはとても大変で骨が折れる。そんなかんしゃくについての対応を書いている。

〈かんしゃくの原因は、かんしゃくが止まらないと分からない〉

いろんな情報を見てみると、かんしゃくが起こっている原因を親が知る必要があるようだ。子供の行動をよく観察して、親自身がその原因に気付き、親子一緒に解決していくというのがスタンダードなのかもしれない。しかしだ。実際に癇癪を起こしているとそんなに上手くいくだろうか。第一にギャン泣きしている子供はそんな冷静に物事を見ることができるだろうか。かんしゃくを起こしている子供に、冷静なやり取りができるだろうか。会話ができない子供に対して、逆に親も焦ってしまいイライラしてしまうこともあるだろう。だから、本当の原因を知ろうとしたら、一度子供が泣き止み、子供本人の口から冷静に話してもらうまで分からないのではないだろうか。

〈STOPかんしゃくのために必要なこと〉

まずはなんとか泣き止むことが必要になるのだが、泣き止まそうと必死になってしまい親子とも疲弊してしまう、というのは避けたいところだ。ここで脳の発達を考えてみる。発達中の脳を大きく2つに分けると、理性に関わる前頭前野感情などの本能に関わる扁桃体に分けられる。

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子供がかんしゃくを起こしている時は、この扁桃体が爆発していう状況だ。その時、大人は前頭前野の働きで扁桃体の活動を抑えることができるのだが、発達が不十分な子供ではそれができない。いきなり言葉で解決しようとしてもなかなか上手くいかないのだ。だから、まずすべきなのは、前頭前野の活動を上げるのではなく、扁桃体の活動を下げることだ。

①過剰反応せず、抱きしめる or 手を握ってあげる

かんしゃくを起こしている子供は、大体身体の活動も過剰になっている。身体がバタバタ動いているとなかなか冷静になれないものだ。だからまずは、子供の動きが治るまで一緒に待とう。その時に子供の身体に触れていることが大事になる。人は、身体同士が触れているとお互いの状況に引き込みあう性質がある。スキンシップの有用性からも説明できる。だから。親が冷静になって子供の身体に触れてあげることで少し落ち着きやすくなる。
※以前の記事を参考に。


②一緒に深呼吸する

子供の動きが落ち着き始めたら、一緒に深呼吸をしてみる。先にあげたように、かんしゃくは扁桃体が爆発している状態だ。扁桃体が爆発している状態は、いわゆる自律神経が乱れている状況とも言える。自律神経は、血圧、脈拍、呼吸、消化などを調整している神経だ。この中でも呼吸は唯一自分の意識でコントロールできる自律神経だ。(自分の意識で血圧や消化をコントロールできる人間はいないだろう。)だから、一緒に深呼吸することで扁桃体の活動を下げることができる。あまり何回もすると逆に子供が苛立ってくるので、数回で良いかもしれない。ちなみに我が家では3回程度が一番効果的だった。

上記であげたことをして、子供が落ち着いてからだと比較的話しやすくなる。その瞬間に子供の真意を聞き出し、かんしゃくの原因を子供の口から聞き出すことができる。大事なのは、いきなり理性的な課題を要求するのではなく、一度冷静になるように身体的な落ち着きを与えてあげることではないだろうか。

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今回は『かんしゃくの対応』についてまとめてみた。かんしゃくは子供の脳の発達段階で起こるものだ。だから、上手くの発達できるように子供のお手伝いが親の役目になるのだろう。上手く子供自身でコントロールできるようになれば自信に繋がり、自己効力感の向上にもつながるだろう。

ではまた!!

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