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ベリーダンサーメレクです

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チクタク 私の旬

私、バカじゃないの 自覚もしてる 賞味期限チクタク 女の旬 あなたといれば永遠かも という、誠にロマンチックな、歌謡曲の歌詞も、Juice=Juiceというアイドルグループの歌う歌にはあるけれど、私がずっと一番興味があるトピックとは女の旬というあいまいで人それぞれなぼんやりしたものではなく、リアルな「出産リミット」というもので、そのことについてばかり考えている時期があった。逆に言えば女の子の旬なんてこの歌詞にある通り別に簡単に永遠にもなりうる。「賞味期限チクタク」「

    • 鬱!鬱!をなぞる

      Twitterに鬱の漫画が流れてきて昨日読んでた、と友人はLINEのトークで言った。 わたしもそれ今朝読んだの、けど読んだらなんかすごい暗い気持ちになっちゃって、今日一日中暗かった、と言うと、友人もだという。昨日寝れなかったって。 鬱を克服するための長い道のりや、リアルな鬱病の描写、すーごく自分に入ってきちゃって、面白かったけど、読んだら薄いもやのようなものがかかって取れなくて、ずっと暗い気持ちから抜けられなくなった。 めれくちゃんのこと大好きな人はたくさんいる。けど、

      • 黒髪

        黒髪をずっと大事にしていて、大切に伸ばしてきたけど、先日、12年ぶりに染めてしまった。 長い黒髪は、ダンスしてると揺れるし、帰り道寒い時ほどくとマフラー代わりになってあったかいし、何より人に褒めてもらえるから好きだった。 まだ、たくさん人が集まって大きい音で音楽が鳴っているような場所に気軽に行けたころ、そういう場所に慣れない私が酔いに任せて踊っていたら、当時の彼氏の女友達の一見ちょっと苦手と思うようなショートカットで茶色い髪の喫煙者の女の子が、近くにきて私と一緒に踊ってく

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        • ぽのちゃん

          ぽのちゃんと、自分の境い目がないような気がしてくることがある。 ぽのちゃんとは、言葉を交わしたことがない。私はいつも話しかけて、ぽのちゃんは目で応える。私を見つめる。いろんな表情をする。けどぽのちゃんは生まれてから一度も日本語を発したことがない。 子供の頃も今と同じ犬種のゴールデンレトリバーを飼っていて、それはそれは聡明で温かな大きな心を持った優しい犬だったので、人生にものすごく影響を与えてくれたし、長い時間が経った今もそれは続いている。その犬とも心が近すぎて、ある日突然

        チクタク 私の旬

          そばかす、かわいかったね

          「美容は自尊心の筋トレ」というタイトルの本があるけれど、いいタイトルだなーと思う。 私は20代の頃はおしゃれはずっと好きだったけれどメイクとかスキンケアに関してはとても疎いまま過ごした。 日焼け止めを塗り、お粉をはたき、その上で猫メイクみたいなアイラインだけちょびっと引いたりの、不器用なアイメイクとたまに赤リップ、みたいな化粧をして過ごしていた。ファンデーションなど使っていなかった。 今の私は、ベースメイクこそ美容の鍵だと知っているので、オイルで洗顔しシートマスクもして

          そばかす、かわいかったね

          新型コロナウィルス騒動で人々が忘れてしまっていることについて

          社会Aは、人々が「殺してはいけない」と確信するから殺人発生率が小さい。 社会Bは、監視と処罰が徹底しているから殺人発生率が小さい。 ではどちらが良い社会なのか、といったときに、社会Aだと思う。 良い社会とは、徳のあるものたちがあふれる社会なのだ。 徳とは、「内から湧き上がる力」のことである。 と、アリストテレスが言っていたというのを読んで、震えた。 私はまさにこのためにダンス教室をやっている。 みんなの心の中に、内から湧き上がる力とか、幸せが湧いてきますように、 みんなの

          新型コロナウィルス騒動で人々が忘れてしまっていることについて

          介護とナイトクラブは最も遠い場所

          「介護は、やったことある人にしか、わからない」と母は言う。 「わからない」というのは、体力的な意味でも精神的な意味でも、あらゆる感情と覚悟と疲れとかけがえのない限りある時間の希望と絶望を、孤独に乗り切ることを指すのだと思う。 祖母の介護は主に私の母がやっていて、私は少ししか手伝えていないので、完全には大変さはわからない。けれど、少しわかる。 最初は、できないことがどんどん増えていくことを、こちらの都合で感傷的に思った瞬間などもあったが、そんなことを言っている暇はなく、い

          介護とナイトクラブは最も遠い場所

          エア寿司と資本主義の終焉と温もりの交換について

          北山くんという友人がいる。彼はもともと珈琲職人で、中国茶や紅茶などあらゆるお茶を淹れてくれるのがとっても上手。 北山くんの淹れるお茶はいつもハッとするほどおいしい。上質なワインとかウイスキーとかみたいに、ふわっと香って、心の奥の方から満たされる・・。人生でお茶の時間ってなんて素敵で大事なんだろう、、と小さな茶器からあがる湯気を見ながら思う。中国茶をどんどん淹れてくれる手つきも好きだ。 そんな北山くんと、お寿司屋さんごっこにハマってるんだよー、北山くんがお寿司屋さんしてくれ

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