【詩】Monochrome
呼吸すらままならぬ夜が明けた
相変わらず見える景色は白黒めいている
煙管から昇る白煙
落ちる火種は黒灰
何故だろうか頗る心地が良いんだ
終わりの始まりが終わったような
昇る太陽が伝えてくれたようだね
白銀を照らし始めた純白の太陽
全方位に伸びる影を描き消して
一方向にだけ真黒を導いている
こうなっては簡単なものだ
その一方向を向かなければ良い
或いは何かに耽りたい時は
その一方向に向かい進めば良い
何をするでも無い一日が始まった
今日は何をしようか考えてみよう
買い出し、執筆、音楽鑑賞、後は
その時に考えよう
私の指針となる太陽に感謝を
白黒の世界に色を与えてくれて
モノクロの思想に彩りを描いて
渇いた心に微かな潤いをくれて
ありがとうございますお天道様。
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