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社会人の学び7つのコツ|語学/ビジネススキル/大学院

社会人の学び直しやリスキリングという言葉が近年注目されています。オックスフォード大学のマイケル・オズボーン教授は「2030年に仕事で必要なスキル」の第1位に「戦略的学習力」を挙げました。

変化が激しい今の時代だからこそ、大人になってもどんどん新しいことを学んで、成長していくことが求められているということですね。私自身は、わりと勉強というものが好きなほうです。社会人となってからも色々な勉強をしてきました。


筆者のこれまでの学習歴

・海外大学院オンラインMBAコース卒業
・ビジネス英語(TOEIC LR875/S160/W170)の習得
・ビジネス中国語(HSK6級)の習得
・年間100冊程度の読書
・イラスト/デザインソフトの習得

25歳まで海外に行ったこともなかったドメスティック人材でしたが、外資系企業での勤務や、海外MBAの卒業、海外駐在など、さまざまな経験をすることができています。これは、自分が行動して勉強をしてきたことがポジティブに影響をしていると思います。

この記事では、そんな自分の経験から、大人として学びを続けていくコツをまとめてお伝えしたいと思います。

1.学習の記録をつける

学習の「計画を立てる」ことも重要ですが、モチベーションマネジメントのためには「記録をつける」ことも非常に意味があります。今日やったことをスケジュール表にまとめたり、SNSで発信したりして記録していきましょう。ToDoリストをこなしていくような感覚で達成感を得ることができておすすめです。

2.毎日少しだけ続ける

「毎日続ける」ということがどれだけ難しいか、過去の経験からよくわかっている方も多いと思います。毎日勉強を続けるためには、「毎日少しだけ」やってみることが重要です。「まったくやらない」ことと「5分だけやる」ことには天と地ほどの差があります

やる気が起きない日は、「5分だけ、10分だけ」やってみるようにしてください。人は、頭や体を使って何か作業を始めると、自然とやる気が出てその作業を継続しやすくなります(心理学では「作業興奮」と呼ばれています)。英語の勉強を毎日したい、でも今日はやる気が出ない、と感じている場合は、まずは10分の英語YouTube動画をとりあえず見てみましょう。

こちらの「ヤバいモチベーション」では、やる気を出すための50のメソッドが紹介されています。表紙はちょっとふざけた感じですが、内容は学術的な根拠とセットで語られていて非常に参考になりました。

3.無料/安い講座で始めてみる

「これ学んでみたいな〜」と思ったら、とりあえず無料/安い講座で始めてみましょう。それでやはり興味があるようであれば、より本格的なスクールに通うなどの選択肢を考えても良いかもしれません。

今はとっても便利な時代です。そこら中で無料もしくは安いコンテンツに出会えます。YouTubeはもちろん、ビジネススキルやITスキルならUdemy、戦略、財務やマーケティングなどの知識ならグロービス学び放題というサービスでも、格安で良質な講義動画を見ることができます。

4.長期的/短期的な目標を分ける

長期的、短期的な目標を両方持てると強いです。私は「海外で働きたい」という長期的な目標をかつて持っていました。その上で、「次のTOEICで800点をとる」などの短期的な目標も持っていました。モチベーションを保つには両方の目標が必要だと思います。そして、それを紙に書いて目に付く場所に貼っておくことも地味ですが効果があります。毎日それを見て、自分の頭に刷り込むのです。

5.一人でカフェに行く

やる気を出すために、カフェに一人で行く時間を作りましょう。お子さんがいらっしゃる場合は頻繁には無理かもしれませんが、30分でも1時間でも、そういった時間を作ることができるとベストです。カフェに行くと、他のお客さんや店員が、「監視役」としての役割も果たしてくれ、集中して勉強することができます。

人は、他者から注目を浴びるとその期待に応えようとし成果を出しやすくなることがわかっており、心理学では「ホーソン効果」と呼ばれています。(こちらも「ヤバいモチベーション」参照)

6.朝の時間を固定する

朝の時間、家を出る前や出社する前の30分〜1時間を固定して勉強の時間にとっておくことは非常におすすめです。朝はルーティーン化しやすいですし、夜だと飲み会などの予定が入りがちですが朝ならその可能性もありません。自分でコントロールできる貴重な時間が朝なのです。「朝起きるのが辛い」という方も多いと思いますが、そんな方は「起きてすぐ熱いシャワーを浴びる」ことを試してみてください。特に冬場など、部屋が寒くてベッドから出たくない場合でも、すぐに温かいシャワーを浴びると目が覚めて体も温まります。

7.周りに公言する(飲み会を断る)

自分が何かの勉強を本気でしていることを周りに公言すると、飲み会などを断りやすくなり、とても便利です。自分は2年半ほどの期間、大学院のMBAプログラムで勉強していたのですが、その期間は飲み会などの予定を極力入れないように調整していました。そしてその際は「すみません、大学院の課題が終わってなくて…」とそれを理由にすることで、相手に失礼ないようにお断りするようにしていました。「とにかく予定を入れない」ことが、時間を作り出す何よりのコツです。

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個人的には、何かの目標に向かって勉強することは、例えそれがキャリアに大きな意味がなかったとしても、そのプロセス自体が生きがいや日々のメリハリにつながるので、意味があると思っています。興味があることはどんどん勉強してみましょう!

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