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UXリサーチからプロダクト開発まで一気通貫なつよつよPdMを目指して!

こんにちは!TimeTreeでPdMをしているめーら(@mela_dayo)です。
私はPdMではありますが、UXリサーチも行っています。
今回はなぜUXリサーチに力を入れているのかと、UXリサーチを学ぶにあたってやってみたことを書いてみようと思います。

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PdMの私がなぜUXリサーチに力を入れているのか

TimeTreeのリサーチ文化について

──「馴染みのレストラン」のようなサービス運営。創業当初から掲げるTimeTreeの運営コンセプトです。

TimeTreeは、良いプロダクトをつくるためにはユーザーさんと丁寧に会話する必要があると考えています。ユーザーさんと対話をし、一緒にサービスをつくることで、TimeTreeそのものを大好きになってほしいからです。

なのでTimeTreeにはユーザーさんの声を大切にするという文化が根付いており、以前から積極的にユーザーインタビューをしていました。

そんな「リサーチ大切だよね!」の機運がさらに深まったのが2023年春頃。

CxO体制が敷かれたのと同時に、プロダクトディビジョンというユーザー課題を起点としてプロダクト開発を進める体制が発足しました。

プロダクトディビジョンは一言で言うと、ユーザーさんの課題を根本から解決するソリューションを提供していく部門です。

プロダクトとして大きく成長していくために、今一度ユーザーさんの抱える根本的な欲求を見つめ直すことを目的としています。

であればリサーチを通してユーザーさんを理解しよう!ということで、社内でもいけいけどんどんな土壌が形成されていったのでした。素敵やん。

何かリサーチに対する唯ぼんやりした不安

リサーチYATTEIKIな機運が形成され、私自身もやるっきゃない!と気合十分。ユーザーインタビュー大好き芸人、出番です。

その中でふと感じたことがありました。

「インタビューのやり方が属人的になっていないだろうか」

「わからないことはとりあえずインタビューとなっていないだろうか」

「そもそもユーザーさんのことを知る = ユーザーインタビューで良いんだろうか」

正直に言うとこれまで「とりあえずインタビューしよう!」とノリと雰囲気でインタビューをやっていたと思います。ふわっとした目的だったので、あまり上手に活用できなかったんです。

そんな悩みを抱える中で出会ったのがUXリサーチでした。

UXリサーチとはユーザーさんの体験をもとに、課題やニーズを明らかにすること。

…まさにTimeTreeのプロダクトディビジョンに求められていることじゃん…だったら私がやるしかなくない…?

そんなわけでUXリサーチに力を入れていきたいと考えるようになったのです。

リサーチもできるつよつよPdMになりたい

突然ですが私には野望があります。
それはリサーチ〜プロダクト企画・開発まで一気通貫できるPdMになること!

私はPdMになってから「自分の強みはなんだろう」と悩んできました。

もちろん、広告営業時代に培った行動力などは活かせましたが、もっとわかりやすいスキルがずっと欲しかったんです。そしてそのスキルは、今自分に特に求められているものでありたい。

──では、自分に今求められているものはなんだろう?

プロダクトマネージャーはプロダクトの方向性を定めて、プロダクトを作るお仕事です。方向性を定めるには、何が課題、価値なのかを知らなければいけません。
そんな時にUXリサーチのスキルがあったら鬼に金棒ではないでしょうか?ユーザーさんを知り尽くしたプロダクトマネージャーほど心強いものはありません。

あと単純に、リサーチが好きです。リサーチをすることで、思いもよらなかったユーザーさんのリアルな体験や背景を知ることができます。その度に私は「面白い!!!」とやみつきになっていくんです。まさにやめられない、止まらない。

というわけでUXリサーチつよつよPdMを目指して日々奮闘しております!

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PdMこそUXリサーチを極めよう!

不確実性を減らすことができる

UXリサーチでわかった価値や課題の整理の抜粋

プロダクト開発はつくる前から「100%確実にヒットする」と断言することはできません。つまり、不確実性と常に向き合わなければなりません。

では、不確実性を減らすにはどうすればよいでしょうか。

そのために必要なのがUXリサーチでわかった価値や課題の情報です。
リサーチをすることで仮定として「ユーザーさんはこう思っているのでは?」と考えるよりも「リサーチの結果はこうだったからユーザーさんはこう思っている!」と根拠を持って言えるんです。

自信を持って意思決定ができるので、周りへの安心感にもつながりますね!

優先度を決めやすくなる

プロダクトマネージャーは日々、優先度を決めて選択することが求められます。優先度が高いものから取り組む必要があるのですが、この優先度決めが大変なんですよね。

なぜかというと、どれもやりたいし重要に見えるから!「MVPでつくろう」と思っても「取捨選択難しい」となることもしばしば。まさに言うは易し行うは難し。

でも、UXリサーチでユーザーさんの課題を捉えると根本の課題が見えるのでMUSTなこと、Nice have toなことがわかりやすいんです。MVP開発がしやすくなるので、開発サイクルも回しやすくなります。

課題→ソリューションの落とし込みがしやすくなる

私がPdMとして業務をする中で大変だと感じるのは、課題からソリューションに落とし込む部分です。
「このソリューションでいいのか?」「課題の解像度低いな」となることもしばしば。

でも、PdMがリサーチに実際に関わることでユーザー課題とソリューションの検討を柔軟に行き来しやすくなります。リサーチの情報を持っていることで、自分たちに足りない情報がわかるからです。

また、リサーチをしてユーザーさんの一次情報に触れると、多くの情報が自分の中にあります。つまり材料が豊富。ということは、提案できるメニューの幅も広がるんです!

もちろんユーザーさんが欲しいものは何かを見極めて提案することが前提です。その上で豊富なアイデアを検討することで、尖ったソリューションを提供することができると考えています。

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UXリサーチを始めるにあたってやったこと

本を読んだ

まずはUXリサーチの知見を深めたい!ということでいくつか本を読みました。
結論、本を読んでおくのは大切!!先人の教えはとても参考になります。というのも、押さえておくべきポイントや具体的な進め方がわかることですぐに実践しやすくなったんです。

中でも私のバイブルになっている本は以下3つです。

初学者におすすめ

「これからUXリサーチにチャレンジしたい」と思っている方にぴったり。メルペイさんの実際の事例も載っているのでイメージもしやすいです。

プロダクトをデザインする過程を全部知るなら

デザインに焦点をあてて、デザインリサーチとは何か、何をするのか、どのようにプロダクトにするかを体系的に解説しているので、実際にトライしやすいです。

学術的にUXリサーチを理解したいなら

学問としてのUXリサーチを解説しています。ただし初学者には難易度高めな内容もあるので、基礎知識が身についたあとに読むとスムーズに理解できそうです。

社内に取り組みを知ってもらった

社内notionに投稿した怪文書

リサーチを頑張るなら、周りも巻き込んで社内全体でリサーチ文化を強化したいという思いがありました。せっかくならTimeTree全体でリサーチを運用していきたかったからです。

そのためにはUXリサーチへの理解やノウハウを伝えていく必要があります。そこでまず「リサーチに課題感を持ってて、変えようとしているんだな」と知ってもらうために社内notionに怪文書を投稿しました。

その名も「実は誰もユーザーインタビューを知らない」。いいねは驚異の28!社内notionの記事で堂々一位のいいね数です。

結構センセーショナルなタイトルだなという反省はあるのですが、これをきっかけに「リサーチの課題感とやっていきたいこと」を知ってもらう事ができたのではと思っています。

実際、この記事から「リサーチ頑張ろうとしてるんだね!」とお声がけいただくことも多かったです。計画通り…!(ニヤリ)

次回予告

  • PdMがUXリサーチを実践してみた!

PdMがUXリサーチをどのように準備・実践していったのかを解説する予定です!

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