元気で笑っていてくれたらそれでいい。という気持ちに還れたら、子育てがラクになった
そのむかし、むすこを無理やり学校に行かせようとして、追い詰めてしまいました。泣いて暴れて。トイレから出てこなくなったり、壁にあたまをうちつけたり。ほんとうにすさまじい日々でした。
行くのがあたりまえ。怠けている、と。
なんでわたしを困らせるの、と。
どん底のとき、先生のまえでは言葉をはっすることができなくなって。話しかけられても、うなづくくらいで。歩いているときは落とし物をしていないか、しょっちゅう後ろをふりかえっていて。
「学校こないなんて、生きてる価値ない」
と、言われた姿を目の当たりにして、わたしは目が覚めました。
いや、とにかく生きていてくれさえすれば、それでいいと。わたしがこの子の味方にならないでどうするのだ、と。
そこから、むすこは徐々にげんきを取り戻していきました。このときから、おかしくなるくらいなら学校にいかなくたって、はみ出したっていい。ま、いっか、と開き直れるようになったのです。
いや、もちろん世間の風はつめたい場合が多いし、葛藤もあれば孤独を感じることもあります。だけど、むすこを追い詰めたって、なにもいいことはないことを知っているから。
肩のチカラを抜くって、簡単ではないけど
そもそも、こうでなきゃ、ああでなきゃ、というふうに考えると、思い通りにならなかったときのストレスが半端ない。
むすこにはむすこのペースがあって。かんがえがあって。もう、無理やりかついでどこかに連れていける大きさでもないし。いや、むしろもう、身長抜かれているし。
わたしがもっとうまく立ち回れたらなと、申し訳ない気持ちになることもあるけれど。
でも、なんとかやっています。
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