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【イベント記録】「王ステ THE LIVE 2024」~ライブ編~


束の間の夢世界。


2024年7月20日〜21日、有楽町I'M A SHOW(アイマショウ)にて
「王ステ THE LIVE 2024」に参加してまいりました。

"誰も救われない、誰も報われない物語" をキャッチコピーに掲げ、男性俳優のみで演じられる「王ステ」シリーズ。

舞台本編で使用されたオリジナル楽曲が、ライブ形式で披露されるという形でライブ開催が実現しました。

【出演】
佐藤弘樹、鵜飼主水、磯野大、米原幸佑
網代将悟、安孫子宏輔、大谷誠、木村優良、輝山立、上仁樹、高岡裕貴、武井雷俊、田中克哉、田中晃平、中島礼貴、服部武雄、馬越琢己、森田晋平

〈サーヴァント〉
佐野遥喜、鶴岡政希、中谷優斗、峯孝仁

公式HPより(敬称略)


本記事では、私なりの感想・考察をまとめます。
(今回の記事は、ライブのみに着目したライブ編=前編となります。)



王ステライブは二度目の開催

こちらは2023年5月23日に行われた、「王ステ」シリーズ4周年を祝うため開催された、トーク&アコースティックライブについての記事です。

以降は、「王ステ THE LIVE 2024」の詳細をお伝えいたします。

※ライブ本編の詳細に加え、「王ステ」シリーズ過去5作のネタバレを含みますゆえ、ご了承の上ご覧ください。



オープニング映像

開演前アナウンスはヴィンツェルさん。
一つの伏線だったのかもしれない。

スクリーンにはイスラーム建築の宮殿が映し出されます。これはオスマン帝国のもので、かつてヴラド三世とラドゥが人質として連れてこられた場所と思われます。宮殿内の地下牢への階段を下りる革靴の音や、時折響く痛々しい悲鳴。そして最後に響くのは、鍵を開ける重たい金属音

チェス盤と、まるで魂が抜け出ていくかのように散らばった駒の数々が映し出されます。

対戦相手のいない、独りぼっちのチェス。

ライトに照らされた先には、まだ幼きヴラド三世の姿が。


下手からはヴラドの父(ヴラド二世・ドラクル)に仕えていた男、ヴィンツェルが登場し、彼こそ靴音の正体だと推測されます。

ヴィンツェルがヴラド三世を迎えに来るその様子は、初演である「黒の王」を彷彿とさせるものであり、「ヴラド様」という二人称もこの時だけの特別なものでした。
当時の流れを引き継いだまま、ヴィンツェルの歌い出しによってメインテーマが始まり、ライブという新たな物語の幕が上がります。



第一作目 「黒の王」

佐藤弘樹さん:ヴラド三世
鵜飼主水さん:ヴィンツェル

中島礼貴さん:ラドゥ
高岡裕貴さん:ラマザン兵隊長
米原幸佑さん:メフメト2世

サーヴァント:峯孝仁さん

1.メインテーマ
12.イケメンソング~ver黒の王~
20.宿命
21.悪魔召喚
アンコール 1.メインテーマ
アンコール 2.バラード

公式Xより・計5/22名・計6/28曲

黒の王、初演ということもあって感情が押し寄せる瞬間が度々。
ペンライトはワラキアの青、オスマン(血液?)の赤で半々。タイトルの「黒」に合わせ、消灯している方もお見かけしました。

「1.メインテーマ」の振り分けは見事なもので、特に過去作の王たちに歌ってもらうというのは天才的アイデア…!

ラドゥ様とメフメト様のオスマン帝国ペアによる「12.イケメンソング」の演出にサーヴァントさんたちによるオタ芸披露が加わり、思わず笑みがこぼれました。初めて社会面・経済面・国際面コーレスが実現したことも貴重な体験です。

ラス殺陣で流れる「20.宿命」も再び聴けて胸熱でした…!フラッグ演出と曲ラストのヴラドを照らす白照明、推しポイントです。



第二作目 「星屑の王」

佐藤弘樹さん:ヴラド
鵜飼主水さん:ヴィンツェル

木村優良さん:チェーザレ
高岡裕貴さん:ジョヴァンニ
網代将悟さん:マキャベッリ

サーヴァント:中谷優斗さん、峯孝仁さん

5.インフェルノ
11.No True is No Art
17.神曲
18.Overture~ver星屑の王~
21.悪魔召喚

公式Xより・計5/22名・計5/28曲

個人的に予想外の選曲が続きました。
ペンライトは青と、トレカの裏面である紫色が多く見受けられました。

「5.インフェルノ」にて、ミゲルさんがいないために強火感が増してしまうヴィンツェルさん。いつかはこの俺マリアタが神になる…
「11.No True is No Art」、レオナルドパートの振り分けも素晴らしく、こんな世界もあったかもしれないと驚きです。

「18.Overture~ver星屑の王~」が衝撃的すぎて、元祖「悪魔だよ」さんが不在のためにノーマークの私はペンライトを振るどころではなかった。
振付もほぼ当時のまま、立ち位置が逆なだけで血の貪り方も一緒ですし…
ワラキア主従の軽装好きな方、たくさんいらっしゃると思うので次回はぜひ星屑のお衣装で…(主語を大きくしない)



第三作目 「屍の王」

米原幸佑さん:ウィレム・マウリッツ・フレデリック
上仁樹さん:ダグラス
大谷誠さん:バッシュ
馬越琢己さん:アドルフ
高岡裕貴さん:エイトン
武井雷俊さん:レルマ
服部武雄さん:アルフォンソ
田中克哉さん:レオノール
佐藤弘樹さん:ヴラド
鵜飼主水さん:ヴィンツェル

サーヴァント:中谷優斗さん、峯孝仁さん

4.煙の香り
9.死して永遠となれ
10.ワーテルヘーゼンヨーソロー
16.主の名は

公式Xより・計10/22名・計4/28曲

楽曲数は少なめといえど、曲の性質的に大盛り上がりでした。
ペンライトは殆どオレンジでした。

「9.死して永遠となれ」、ワラキア主従のターンが同時になってた…あそこ音に合わせてヴラヴィの順番でターンするのだいすき人間なのでちょっと悔しかった(細かい)

「10.ワーテルヘーゼンヨーソロー」!お着替えあるなんて聞いてないよ…ライブ向きの盛り上がり楽曲すぎる。思う存分ヨーソローと叫んできました。ペンラ指導が公演毎に増えていく…

「16.主の名は」では、禁忌の部屋に行ったかと思えば謎の太陽ソングが爆誕してて記憶が曖昧です。
あれは一体「黄昏の王」M何?



第四作目 「黎明の王」

磯野大さん:ジェリコ
輝山立さん:ビクター
田中晃平さん:アイヴァン
大谷誠さん:セラフィム
馬越琢己さん:マルコ
武井雷俊さん:ドラガン
服部武雄さん:レオネル
安孫子宏輔さん:ウラジミール
高岡裕貴さん:ラドゥロヴィッチ
田中克哉さん:ミロサフ
網代将悟さん:ダニーロ
佐藤弘樹さん:ヴラド
鵜飼主水さん:ヴィンツェル

サーヴァント:鶴岡政希さん、中谷優斗さん

6.メドレー1
ソロトゥサのワルツ・古城のワルツ・夜のワルツ
7.夜の向こうで王となれ
8.届かない光
14.メドレー2
光~verヴラド~・光~verジェリコ~
15.メドレー3
果てしない世界へ(Ver.邂逅)・果てしない世界へ(Ver.黎明の王)
21.悪魔召喚

公式Xより・計13/22名・計10/28曲

圧倒的「黎明の王」率の高さ。古城4人組が集結、情報解禁時から話題になっていた記憶。
ペンライトは赤が多めでした。青はきっとワラキア主従推しの方々。

「7.夜の向こうで王となれ」から「8.届かない光」への流れが良すぎる。
ニコラがいないこともあって殺陣もライブオリジナル仕様に…!
殺陣のある曲は目に焼き付けるので精いっぱい、何度見てもペンライトライトのセーバーを振る余裕などない。

ニコラのパートを古城4人で歌っていたのですが、千秋楽にて音が飛んでしまう出来事があって。勿論トラブルはよくないですが、ジェリコにとってのニコラの存在を際立たせる結果となったのは良い面もありました。

ドラガンVSヴィンツェルの対決、すぐ生き返るにも関わらず一度亡くなった従者の肩に手を置くヴラドの姿…凄まじい情報量。
応援上映会でもきっと食い入るように見つめてしまうでしょう。

第六作目「黄昏の王」、不死者達はどうなってしまうのか恐ろしいです。



第五作目 「蒼穹の王」

米原幸佑さん:イヴリン
輝山立さん:ハードウィック
大谷誠さん:ホッブズ
馬越琢己さん:ポーター
服部武雄さん:カーペンター
森田晋平さん:スペンサー
高岡裕貴さん:ストーン
佐藤弘樹さん:ヴラド
鵜飼主水さん:ヴィンツェル

サーヴァント:佐野遥喜さん、鶴岡政希さん、中谷優斗さん

2.愚かな悲劇
3.聖域
19.ゲーム~verミドルゲーム~
22.花は枯れない

公式Xより・計9/22名・計4/28曲

楽曲数はこれまた少なめですが、どの曲も印象的でした。
ペンライトは青または水色が目立ちました。

黒の王「1.メインテーマ」から「2.愚かな悲劇」、初演と最新作のM1でバトンが受け渡され、ますます感動的なスタートに。

王ステライブ最後の楽曲は、「22.花は枯れない」。締めくくるのに相応しい選曲すぎました。ヴィンツェルさん、最後の歌詞の部分で剣を軽く投げて何回転かさせていて…垣間見える手癖が堪らない。ありがとうございます。



文字数がレポート並みに多くなってしまいました。レポートという点では間違っていないのですが、提出する訳でもないのでnoteに供養。

王ステが好きなワラキアの民である皆様はもちろん、
沼堕ち未満の方々にも届きますように。


後編のお知らせ

今回の「王ステ THE LIVE 2024」記事は
前編・後編の二部構成となっております。
前編となる今回は、ライブについてお届けしました。

後編では主にトーク・ゲームパートについてお届け予定です。次回、第六作目「黄昏の王」のちょっとした考察も書きたいな、

??「黄昏の王は私だ…」



ここまでお読みいただきありがとうございます。お疲れさまでした。

これからも道連れに。

24/0728 瞑



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