ベトナム旅、4日目
今日こそ早く起きて1日のプラン立てようとか思ってたけど、いつも通りおきて本読んでたら時間が過ぎていた。
ふと、頭でかんがえるってものすごいことだなと思った。頭の中にもうひとつの仮想空間、仮想世界があり物語を作る出せるのはすばらしいことなのだと、ついに気づいた。初めて暴露するかもしれないが、子どものときから頭の中でストーリー仕立てで考えることが、主人公を堂々演じるのがすきなのだ。
ホーチミン博物館へ行って、トレインストリートでハノイTシャツをとる、あとはバインミー25でバインミーをもう一度、というのが理想プラン。
まずホーチミン博物館へ。
同行者がかなり露出が激しめの服を着ており入場許可がおりなかった。なんということだ。近くにスカーフを売っている人がいて、スカーフを買い、巻きつけることによって入場に成功する。博物館は時間が間に合わず入れなかったけど、ホーチミンさんのお墓は見れた。
今日はレイニーだった。
急に雨が降ってきて博物館からの移動に困ってしまった。突然だが、わたしはハンカチとか雨具とかそういうのを持たない人なのである。いちおう雨具をキャリーケースには入れてきたが、入れてきたものの持ち歩かないので意味をなさないなと思い、これからは「旅行でも持ってこなくて良いよ、どうせ出先で調達するんだから」と未来のわたしに言いたい。
バインミー25へ。やっぱりおいしい。日本人の方々がたくさんいる。なんだかんだ日本人は見かけるようで、思ったほど見かけない。でもこういう場所に来るといる。顔や身なりで100%わかるし、日本語を聞いた時にはもうニンマリしてしまう。同志なのですよね、と。ベトナムでは日本語が通じないのをいいことに、とびっきりの笑顔で「うんち」とか言ってみる。
チェーを食べる。冷たいぜんざいだ。
違うのは仙草ゼリーやタピオカが入っていること。ぜんざい、ふゅーちゃりんぐ台湾mixといったところだろうか。
人々の暮らしの営みが好きだ。旅先でも、人に注意を向けてしまう。例えば、飲み物をのみながら、あるいはご飯を食べながらたむろしている若者たちや、路上でチェスのようなものをやっているおじさんたちや、ただ通行人を眺めている人たち。アーバンファームを作り育てている人がいて、多くの人々の暮らしがある。日本のように隠れておらず、暮らしがオープンだ。
バッチャン焼き。母がこういう焼き物が好きで、いきたいいきたいと言うのでついてった。買わないつもりだったけど、みると欲しくなり、今しか買えないという焦燥感も手助けされて花瓶を買った。小物も個人的なセンスを刺激する感じだったので3体持って帰ることにした。名前をつけたがこれは秘密にしておく。
トレインストリートでモヒートをのんだ。海士町で暮らしているとカクテルなんて飲めないけど、ジントニックやモヒートなどが無性に飲みたくなる時がある。モヒートを想い続けて、ついにベトナムで飲めることとなった。
家に帰ろうと思い、グラブを待ってたら車がきたものの、誰かが乗っていて走り去っていった。なにごとだろうか。少し待ってたがまったく返信がこない馬鹿野郎なのでキャンセル。そのあとすぐに違う車を手配したものの、Wi-Fiの充電が切れ、連絡取れなくなってしまいなくなく歩いてとぼとぼ帰った。雨で下がぬかるみ、へんなタイルを踏むと水がかかる。ぬかるんで滑りそうになりながらとぼとぼ歩くが、日本の道路の清潔さに恋焦がれながら歩いた。
こちらでは道路いっぱいに広がりながらあるく家族がいて、バイクのルールたるルールがなく、よくも事故が起こらないなと思っている。一見ルールがないように見える。ありすぎることも不便だが、なさすぎることも不便だと思った。エレベーターで必ず一列に並んでいる日本(いつも非効率的ではないかと思っている)、身内でも道路いっぱいには広がらず1列になっていることも多い日本、そういう日本人の気の配り方はさいこーだとおもった。