人が繋がる瞬間
先日仕事の依頼でお会いしたMOTASさん。
静岡からわざわざ東京に来ている短い時間の一部をいただいた。
今回無理を言いお願いさせていただいたにも関わらず、
話しを始めると私の内面を知ってくれようと、色々な質問をして、話を引き出してくれ、それを聴くとすぐにノートに描き出し、一心に描き続ける。
その姿勢に心を打たれた。
そしてちょっとした会話の中から滲み出る人としての温かさ。
こんなに優しい人たちがいるんだと、心から安心する空間に居させてもらえた。
最近ビジネスについて四六時中頭を回すようになっていた自分にとって本当に安らげる時間だった。
そして言われた、
”今度遊びましょう!”
いつもの友達同士の会話からではなく、
初対面、しかもお仕事で会った方にだ。
”今度遊びましょう!”が自然と出てくる大人ってどれくらいいるんだろう。
めちゃくちゃ自然で、飾らない言葉。
すごいな。
MOTASさんの魅力ってそこなんだろうな。
人として温かい。柔らかい物腰で丁寧な姿勢。どこか懐かしい純粋さ。
自分が忘れていた感覚。
忖度とかそんなんなくて本当に自然体で素敵な人たち。
何かお返ししたい。自分に出来ることは何があるだろうか?とふと思った時、
これが人が繋がる瞬間なんだ。
と改めて感じた。
そしてこの繋がりが新しい何かを生む。
MOTASさんと話をする中でふと出てきた言葉。
日本でのアーティストの環境は欧米に比べるとまだまだ色んな意味での壁が多いと。
つい先日もあった、”盗めるアート展”
結局警察沙汰になり、開催者に批判を投げつける人もいた。
日本の悪い癖だ。
すぐに批判をする。
アートとは何か?
アートの歴史は?
いろんな質問を自分なりに考えていけば
批判なんかよりアイデアが出てくるはず。
ここをこうすれば良かったんじゃないかな?
これをこうしておけばもっと面白いんじゃないかな?とか
批判なんかよりアイデア話し合う方がよっぽど楽しい。
そんな人たちが集まればもっと楽しい。
”アーティストの遊び心をもっと活かせる”
そんな環境も作っていけたらいいなとふと考えた日だった。
人と人とが繋がる瞬間は、新しい何かが生まれる瞬間。
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