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真っ暗闇の中で輝く光

2019年12月武漢で発祥した新型コロナウイルス、今や世界中に蔓延している。各国政府が対応に追われバタバタしている反面、街は静まり返っている。
もちろん散歩やランニング、買い物に行く人達は見かけるが、日中は賑わっていた街が全く違った世界になった。
よく漫画や映画である世界。終わりの始まり。ストーリーの冒頭部分だ。

絶望する者もいれば生き残ろうとする者。悲しむ者もいれば喜ぶ者。怯える者もいれば落ち着いている者。苦しむ者もいれば楽しむ者。異なる人々の反応がリアリティのある描写にする。
作品によってもちろん結末は異なるが、それぞれの主人公が必死に生き残る術を模索しながら戦っていく。周りの協力や裏切り、仲間や大切な人の死、深い傷を負いながらも前に進んでいかなければならないストーリー。

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とは言え、現状そこまで絶望の世界ではない。
(touch wood)自分には家族もいるし友人たちも健在だ。食べるものもあるし夜はちゃんと寝る場所もある。唯一失ったものと言えばサッカーをする環境だ。

毎日サッカー、どうやったらもっと上手くなれるか、どうやったら強くなれるかを考えて実践する日々、特に今年の熱量は違った。だからこそ絶望した。コロナでこのまま今年1年が潰れてしまったら。自分は年齢的にもこれから無限に時間があるわけではないから。

けれど前を向くしかなかった。今何が出来るか。何をしなければいけないのか。

ひたすら考えた。


行き着いた答えは自分と向き合うこと。自分を知り、自分の武器を見つけ、その使い方を身に付けることだった。


もちろんサッカーの練習が出来なくても身体のトレーニングは出来る、が、今回の武器の話はサッカーとは少し離れる。

OFF THE FIELD(オフ・ザ・フィールド)での自分だ。

これまでもなんとなくはSNSを使っていた。けれどどの媒体で、どういった内容でどの対象に向けて発信をしていくのか。どう使っていくことが自分にとっては良いのかよく考えていなかった。

なので手当たり次第にありとあらゆるSNSにチャレンジしてみた。TiktTok、Instagram, Twitter, Youtube, そしてnote。人によって得意不得意があるように、SNSでも自分に合うもの合わないものがある。自分の場合はInstagramと恐らくnote。特に理由はないが、無理なく続けられている。合っているからこそ起こる現象。

Instagramでは昨日、ライブ配信内で初めてチャレンジしたことがたまたまヒットした。味をしめたのでまた継続して、出来ればだんだんとバージョンをアップして続けていきたい。

noteも元々書くことが好きなので楽しみながら発信していきたい。これも楽しんでくれる人がいればラッキーだ。

これらのSNSでの活動が直接お金を生むわけではない。というより今現在これでお金を儲けたいわけではない。けれど必ず前に進むきっかけにはなる。

今は出来ることが限られている。アスリートは競技をプレー、トレーニングすることが仕事だ。そしてその仕事自体が出来ないということは大ピンチだ。けれど、競技人生を終えた後の人生。これもアスリートであるうちに準備すべき仕事。この準備を怠れば次のステージでは何もない状態からのスタートになる。また間違った準備をすれば見当違いの方向に行く、もしくは挫折を味わうことになる。


競技が出来ない今、表向き世界は止まっている。だけど実は動いている。時間は止まってくれない。この限られた時間でどれだけ準備をすることが出来るか。


世界がまた動き出した時、その時自分は同じように動き出す準備が出来ているか?


今の世界に絶望して悲しんで怯えてもしょうがない。こういう反応をする人物は大抵ストーリーの冒頭部分で泣き喚いて自爆していく。
いかに落ち着き、状況を正確に把握して生き残るために戦っていくか。


自分たちの人生は映画と同じようなものだ。
自分はどんな登場人物になってどう生きるか。


コロナで身動きが取れなくなった今だからこそできることがある。

しかるべき準備をして必要な武器を手に入れる。
いつ戦いが起きてもいいように刃を研いでおく。

コロナが収束して新たな世界になった時、どんな自分がいるか。

楽しみだ。

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M. 

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