"芯のある高IQの器用貧乏"
以前、自分の「肩書き」についてこんな記事を書いた私でありますが、
いっちょまえに自分のキャリアやその「肩書き」に悩んでいた時期ももちろんありまして、そんな時に友人につけていただいた自分らしい肩書きがこちら。
【芯のある高IQの器用貧乏】
高IQなんて恐れ多いですが、なんていうかですね。
もう本当に最高だな、って思って。
本当に嬉しかったこの言葉をふと思い出したので、今日はその話をちょっとだけ。
"貴方の人生で何が一番大事ですか"
以前、キャリアコンサルティングをやっている友人とチャットで話していた時のこと。
当時の私は自分のキャリアの未来がどうなっていくのかまるで見えず、その土地その時にご縁があったお仕事やプロジェクトに飛び込んでいたため、「で、結局なんの仕事をしているの?」と聞かれると「はて?」となってしまっていた頃でした。
その友人がキャリア支援をやっているということで、「私のキャリア相談乗って欲しい。自分のつぎはぎだらけのキャリアをどんな肩書きで呼んでいいのかわからなくて悩んでいる」とポロリとつぶやくと、彼は
「貴方の人生で何が一番大事ですか」
って突然聞いてきた。
私は即答で「家族」って答えようとしたんだけど、なんとその人は私が答えるより先に
「って言ったら、家族ってすぐ答えるでしょ?」
ってさらに続けてきた。なんでわかるの?!どうして?って聞いてみると、
「仕事上、いろんな人と会ってるからかな、そういうのなんとなくわかっちゃうんです。優先順位を自分の人生に付けられる人ってすごく少ない。中途半端にIQが高いと、メリット・デメリットを考えてしまう。そしてそれを超えるものっていうのが、芯ってやつ。
メイムさんは、芯がある高IQの器用貧乏って感じだね。でもそんな存在はすごく稀有。器用貧乏って言い方変えると異常にキャッチアップが早い人だからね。本質の理解までが早い。ハーバードビジネススクールでトップクラスの成績の人ってメイムさんみたいなタイプなんだろうなぁって思ってる。もうそんな人間当社に欲しいわ。って思うもの。笑」
彼の評価が妥当かどうかは私には正直わからないけれど、でもお世辞をいう人ではないし、本当に私が信頼している友人からこんな風に言ってもらえて、しかも"器用貧乏"という言葉は今まで私のだめなところとしてずっとずっと付いて回ってきた言葉をこんな風に自分の長所として解釈してくれて、私はこれを聞いた時に本当に嬉しくて泣きそうでした。
でもどんな意図であれ、私に向かって投げてくれたっ言葉だから、そのまま受け取りたいと思うし、その言葉に見合う自分になりたい。
自分の人生にとって大事なものの優先順位を理解している
=メリット・デメリットを超えた芯がある
そんな風に言ってくれたことも嬉しかったし、何よりこの言葉や表現がありきたりにそこらにころがっているものではなく、その人が見た私らしさをその人の言葉で表現して伝えてくれたということが本当に嬉しかった。
なのでこの言葉は一生忘れず自分の宝物にしようと決めて、時々こうやって思い返してはにまにましています。
そして自分のキャリアにとって、「職業」とか「肩書き」よりも大事なものってやっぱりあるのかもしれないともその時感じました。
自分らしさを見失った時の"おまもり"
実はここのところ、本当に自分が逆立ちしても叶わないと心の底から尊敬できる、そして芯から"あーこの人好きだな"って思って疑う余地がない人たちとお仕事をさせていただいていて、もうこれ以上ないくらいに幸せな日々を過ごしています。
しかし一方で、私は自分に過度な期待も評価もしないと決めているにも関わらず、一緒にいる人たちが素敵すぎて
「もっとこの人たちの力になりたい!」
と願うがあまり自分らしさを見失い、今の自分に無駄に落胆するというスパイラルに陥っていました。でもこういう時に本当に心から私に言葉をかけてくれる人がたくさんいて、それはなんというか自分には勿体無い言葉もたくさんあって、ふとまた自分らしさを見つめ直していた時、ちょっと前に友人からもらった私らしさのこの言葉を思い出したわけです。
【芯のある高IQの器用貧乏】
自分らしさを、自分だけで観察して答えにたどり着くのにはやっぱり時間がかかります。そしてジョハリの窓を考えれば、やはり自分から見た自分だけでは、本当の意味での「自分らしさ」の答えにはなかなかたどり着けないだろうなとも思います。
だから時々、こうやって信頼する友人がくれた宝物のような言葉を思い出しては、ふと自分らしさに迷った時に、お守りの呪文のように唱えてみます。なんのこっちゃ(笑) ってふと笑いがこみ上げてくるような言葉だけど、でもその時にくれた友人の言葉のあたたかさとか、自分を見守ってくれてる人の存在とか、そういうものが全てエネルギーとなって、こころがぽかぽかしてくるから。
あ、ちなみに私がもらった言葉でもう一つ好きなやつがありました。
「知的かつクリエイティブな変温動物」
なんていうかもうほんと友人たちの語彙力に乾杯(笑)
やっぱり、生きていく上で本当にこういう自分にかけていただいた言葉は、自分のこころの「大事書庫」にしっかり大切にしまっておいて、見失った時、元気がなくなったときにそっと開くといいですよね。
そしてこういう相手にかけた言葉が、その人が一番辛い時や悩んでいる時にきっと勇気をあげられるから、私も常日頃からその人その人へ向けての言葉をたくさんたくさんなげかけようとも思うのでした。
また、大切な友人や仲間と話をたくさんしよう。
明日が、みなさんにとっても素敵な1日になりますように。
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