「クリゼイスを父に返すオデュッセウス」クロード・ロラン【ルーヴル美術館の名品150選】50

作品が語っているメッセージは何か？
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は？場面は？出典は？意味深なディテールが語っているものは？作品に隠されたメッセージを読み解きます。

クロード・ロラン作「クリゼイスを父に返すオデュッセウス」、1644年頃、INV4718、1.19×1.50ｍ、フランス絵画部門、シュリー翼

叙事詩「イリアス」冒頭の話を題材とする。
物語の描写ははっきりしない。
各所に見つかるディテールが物語の流れを連想させます。

◆トロヤ戦争のエピソード◆