見出し画像

何かが動き出す瞬間

今日は、私が初めて仕事を頑張ろうと思った日のことを書きたいと思います。

私、20歳で就職したんですが、仕事に対して夢や希望なんて全くなかったんです。

入社の際の面接で「メイさんは、人と接する部門と一人で黙々と仕事をする部門、どちらが好きですか?」と聞かれて、当時、恥ずかしがり屋で人と話すのが苦手だったので、「一人で黙々と仕事する部門の方好きです」と答えて配属されたのが、企業の特許を管理する部門でした。

5年間その部門にいたんですが、その間に仕事に有利な資格などとれば良かったんですが、私のやってたことは、自分の趣味への没頭でした。

料理教室、フラメンコ 教室、洋裁教室、メイク教室などいろんなことをしてました。

そんなある日、職場の配置転換が言い渡されて、設計部門に異動となってしまいました。

設計部門では、CADという、設計をデジタルで行うソフトウェアを使えることが必要となるんですが、そんな部門に異動になったのに、自ら使えるようになろうという考えが当時は思いつかなかったんです。

必要となる、製図が「機械製図」で苦手意識もあったんです。

私3Dのものを、2Dに置き換えるのが、通常生活に置いても苦手なんです。

ある日の部内会議で部長より「メイさんは、CADが使えないので、他部署に異動させます」って皆んなの前で、いきなりの告知がありました。

まぁ、しょうがないですよね、CADが使えない、覚えようとしてなかったので。。。

会議が終わった後、恐子先輩が私のところに来ました。

恐子先輩とは「猫が紡いでくれた縁」で紹介した、私の大切な先輩です。ちょっと口が悪いのですが、そのままの口調で書きます。

恐子先輩「メイは、CAD覚えるき、あんの?

私「覚えたいなとは思ってました

恐子先輩「そうか

そんな簡単な会話だったと思います。

数日後、恐子先輩が私のところに来て

私がメイにCADを教えるから、他部署の異動はさせないでくれって、〇〇ちゃんに頼んでおいたから、明日から毎朝、私と特訓な」って言ってきたんです。

恐子先輩、CADオペレーターとしての腕は社内女子の中でもすごい人。

◯◯ちゃんとは、私に、異動の宣告をした部長です。

上層部の方とも仲がよくて、後輩にも慕われてて「姉御」なんて一部の人から呼ばれてました。

私も、恐子先輩にかわいがってもらったおかげで、沢山の人脈がひろがったんです。

飲み会とかあると必ず誘ってくれて、ちなみに恐子先輩はお酒が1滴ものめず、カラオケも嫌いなのにいろんな会を主催してくれました。

過去にはスナックのママのバイトをしていたなんて言う人なんです。

なんで、私なんかに良くしてくれるのは?で、かなり会社内の二人だけの秘密事もありましたね、これは旦那にも言えないので、墓場まで一人持っていきます😁

次の日の朝から、仕事始まりの前の時間、恐子先輩との二人の特訓が始まりました。

お前は、本当に向いてないな」なんて言われ続けてました。

私も本当に向いてなかったんです、でも恐子先輩の気持ちに答えるためにも、自分でも2D CADも取り扱えないのに、3D CADの教室に通ったりもしました。

この時から、仕事を頑張ろう!って前向きな気持ちになりました。

やっと仕事も楽しくなったかなと思えた時に、旦那が海外転勤で、私は退職でした。

その後、CADは使ってませんが、この時のことは私の人生の中でも、自分を変えられた瞬間だったと思います。

振り返ってみると、私、人との出会いは本当に恵まれていたと思います。

今、新生活を始まられた皆さん、いつどこに、素敵な出会いが待っているかわかりません。

自分とは全く違う性格、世界の人だと思っていた人も、ほんのちょっとの共通点でぐっと距離が縮むかもこともあるかもしれません。

私、先日「夢への扉」で書いたんですが、5月6日(土)のクラフト市に参加を決めました。お寺で開催される「寺フェス」、お寺なんていう縁起のようい場所というのもいいですね。

昨日から総勢8名のグループラインでのやり取りが始まっています。

はじめましての人もいて、ワクワク、ドキドキしています。

素敵な出会い、思い出ができたらうれしいです。

今日は木曜日ですね、新たな1日のスタート楽しんで行きましょう!

ヘッダーの写真は私の育てている植物です。今とても活き活きしています
こういう姿見るのも癒やしです❤




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?