中津聖葉(a.k.a. あかり)

なかつ・きよは/京都/音楽、読書、クイズ、建築などいろいろ

中津聖葉(a.k.a. あかり)

なかつ・きよは/京都/音楽、読書、クイズ、建築などいろいろ

最近の記事

 オートロックの家に住んでいるので、玄関から外を覗いて様子をうかがうということはできないんだけど、今日晩ごはんを買いに行こうと玄関を出ると、廊下に雨の匂いが漂っていた。私は家に取って返して傘を持ち出した。建物の外に出てみると、やはり、小粒のパラパラ雨が降っていた。 とはいえ私は傘があんまり好きじゃない(手が塞がるので)から、傘は広げなかった。私は、いつもいよいよという時になるまで傘を使わない。そのくせ、群衆で周りの人がみんな傘を差しはじめると、なんとなく気まずくなって開け

    • むこうまち

       今日はJRで大阪まで行った。京都駅と大阪駅を結ぶ京都線は、京都市から向日市、長岡京市、大山崎町と繋ぎ、大阪府に入って島本町、高槻市、茨木市、摂津市、吹田市、そして大阪市に入る。  向日市は、最近では激辛商店街のある街として有名だ。西日本一狭い市、全国で3番目に狭い市として知っている人もいるかもしれない。  向日市にあるJRの駅は「向日町」駅といい、「むこうまち」と読む。ここが本当に「向日町」だったのは市政を施行する1972(昭和47)年までで、52年もさかのぼる。し

      • 2024年5月のわたし

        近況報告2回目。項目とかは初回をベースに自由に足したりしていこうと思っています。 【近況】 ・就活中 【趣味のこと】 ・the GazettEのREITAさんの訃報に非常にショックを受けています ・フィルムエストのトークライブに行った(こちらの記事) ・「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」を観た(こちらの記事) ・津田健次郎さんのラジオ「津田健次郎SPEA/KING」がめちゃくちゃ良い みんな聴いて ・作曲は引き続きやっている  ・ちょっとだけ動画編集やりはじめた 【

        • 明日はきっと帰って来てくれるかな

           the GazettEというバンドを知ったのは中学生の頃だった。V系にハマって、いわゆる「ネオヴィジュアル系四天王」と呼ばれるバンドを少しずつ聴いていたころ。最初に聴いたのは『紅蓮』だったと思う。仄暗く、重く、微かに濁り、それでも美しい、海底のような世界観に惹かれた。この曲のc/wだった『傀儡絵』もまた、歪みながら浄化されるような感覚を味わうことができる。  高校生になると、中学時代より金銭的な余裕が出たので、アルバムや雑誌を買ったりした。特に『TOXIC』と『DIVISI

          (ネタバレ注意)「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」感想

           見てきました、「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」。  めちゃ良かったです。やはり怪盗キッドと剣道の達人平次がメインということで、アクション寄りの作風でした。  あらすじ:函館の大富豪・斧江家に、怪盗キッドがとある刀を盗む予告をし、宿命のライバル中森警部はピリピリ。小五郎(&コナン)も呼ばれています。しかし、キッドは隙をついて刀をまんまと盗んでしまいました。が、目の前には先日キッドにしてやられて恨んでいる服部平次が。  一方、平次の応援のため同じく函館で行われる剣道大会

          (ネタバレ注意)「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」感想

          「フィルムエストTV」10周年記念トークライブに行きました!

           「フィルムエストTV」さんのトークライブに行ってきましたレポです。  「フィルムエストTV」は、監督・にしいさんを中心に、昭和風の動画で現在を表現するYouTubeチャンネルです。にしいさんは29歳、れっきとした平成生まれなのですが、独自の研究による「昭和っぽさ」演出をしておられます。  私はレトロなものが好きで、コロナ禍の時期にこのチャンネルを知って以来愛聴してきました。私が一番好きな動画は「雨の公衆電話のイメージ」。短いながら細かな演出が面白すぎる。しかも提供画面やC

          「フィルムエストTV」10周年記念トークライブに行きました!

          2024年4月のわたし

           スマホに日記をつけているけど、月イチくらいで見やすく記録しておくのもいいなと思ったので、今月からやることにした。 今月は初回なのでちょっと詳しめに。 【近況】 ・少し前にとある病気をしてしまい、療養のため仕事を辞めた ・病状が回復してきたので、就活中 ・Blu-rayを買った(下記)が自分のPCでは見られない(知らなかった!)のでBDドライブを買った 【趣味のこと】 ・QuizKnockとフィルムエストTVの動画をたくさん見ている ・QKは乾さん&東兄弟が大好きな箱推し

          (画像大量)九州旅行しました

           神戸に続く画像大量シリーズです。今回は二泊三日で九州に行きました。つまり、もっと画像大量です。しかもこのノートは旅行中に書いているのでテンション高めです。よろしくお願いします。 1日目:博多、百道浜、太宰府天満宮、天神等福岡空港・博多へ  伊丹空港から飛行機で福岡空港へ。福岡は悪天候なので引き返す可能性ありとのことでちょっと心配でしたが、下降するときにかなり揺れたものの無事福岡に着陸できました。その後、地下鉄で博多駅へ向かいました。  ところで私はこの年まで実は飛行機

          (画像大量)九州旅行しました

          (ネタバレ注意)映画『ゴールデンカムイ』感想ー山崎賢人さんに土下座したい

          映画『ゴールデンカムイ』を観たので感想。 ネタバレあります。  もともと『金カム』は原作マンガもアニメも好きだった。正直なところ、実写化するほど人気作品になったことは嬉しいけど、映画自体にあまり期待はしていなかった。なにしろ、色々な意味で特殊な作品である。持ち味であるスピード感や、シリアスとギャグの程良いミックスは2D媒体ならではで、生身の人間が演じると薄ら寒いものになってしまうのではないかという危惧があった。私は元々さほどマンガやアニメを嗜まず、金カムは数少ないハマった作

          (ネタバレ注意)映画『ゴールデンカムイ』感想ー山崎賢人さんに土下座したい

          『ある行旅死亡人の物語』人生という道を描くこと

           『ある行旅死亡人の物語』(武田惇志、伊藤亜衣)を読んだ。兵庫県尼崎市で孤独死していたある女性の身元を、行旅死亡人の記事で彼女のことを知った二名の記者が探していくというノンフィクションである。  亡くなった女性、「田中千津子さん」は、身分を証明するものをほとんど持たず、人との関わりも、おそらく意図的に絶っていた。そのため、著者の武田氏・伊藤氏は、彼女の持っていた写真や、旧姓と思われる印鑑をたよりに、彼女のルーツを探っていくことになる。 『火車』と『ある行旅死亡人の物語』

          『ある行旅死亡人の物語』人生という道を描くこと

          「『推し』の死」について

           ここのところ、ミュージシャンやタレントの急な訃報が相次いでいる。特別なファンというほどではないが、その作品に触れてきた方々ばかりなのでこたえるものがあった。それぞれ熱烈なファンの多い方々でもあり、SNSに悲しみの声が溢れるのを見ていた。亡くなられた中には私の好きなアーティストと同年輩の方もおられ、ついいろいろと考えてしまう。その中で、どうしても忘れられない記憶があった。  私が初めて好きになった俳優は、若くして急逝した。中学生の時に彼のファンになったが、当時「推し」という

          「『推し』の死」について

          小型特殊免許取得のすすめ

          夏の思い出②です。 小型特殊免許をとりました。 ……まあそれだけなんですけど……。 個人的にはエキサイティングな経験だったし、メリットも感じられたので、こんなのもあるよーってな具合で備忘録として残しておきます! なお、試験等に関しては基本的に京都府の場合になります。 小型特殊免許とは??  まず、小型特殊免許とは、そもそも小型特殊自動車とは何ぞや?ということですが。 wikipedia「特殊自動車」 こちらに記載のある通り、いわゆる「はたらくくるま」のうち、緊急車両でない

          小型特殊免許取得のすすめ

          (画像大量)神戸・異人館&居留地

           お盆休み中の思い出を二つ投稿します。その①、神戸市の異人館と居留地を訪ねてきました。  異人館を訪れるのは二回目だけれど、前回はちょっと心残りを残す訪問でした。というのも、あまり時間がなく限られた場所にしか行けず、当時(2021年2月)はコロナ禍で閉館しているところが多かったので。それと、旧居留地の方はこれまで訪れたことがなく、一度は行きたいと思っていました。  というわけで。JR三ノ宮駅で降り、歩きで北野坂へと向かう。三ノ宮駅周辺は繁華街という感じだけれど、北野界隈は

          (画像大量)神戸・異人館&居留地

          音楽が好きというだけの話

           音楽が好きだ。聴くことはもちろん、自分で演奏することも好きだ。一応マンドリンが弾けるし、カラオケも大好き。最近は少しだけキーボードを練習しているし、作曲の真似事もしている。  というと、大体好きなジャンルとかアーティストを聞かれるんだけど、ちょっと困ってしまう。好きなアーティストは多すぎるし、あまりジャンルにこだわらない、広く浅くを地で行く聴き方をしている。そして、そのスタンスをこのままずっと続けていくだろうと思う。  私の家族もまた音楽好きだ。母は、浜田省吾やスターダス

          音楽が好きというだけの話

          『82年生まれ、キム・ジヨン』私はジヨンで、そして……

           ながらく読みたいと思っていた、『82年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ、斎藤真理子訳)を読んだ。ネタバレ注意です。  2015年、33歳の韓国人女性、キム・ジヨンにある異変が起きる。全く別の人物のように振る舞うようになったのだ。そして、彼女が1982年に生まれてから、これまでの出来事が克明に描かれる。当たり前のように存在する男女の格差、女性に対するひどい扱い、出産と仕事の問題などに、キム・ジヨン、そしてその周囲の女性たちは遭遇していく。  私は彼女より一回り年下で

          『82年生まれ、キム・ジヨン』私はジヨンで、そして……

          痛いほど好き

           宇多田ヒカル曰く、「誰かを失ったとき痛いと感じるのは、元々あった痛みをその人が抑えてくれていたから」だという。なるほどなあ、と思う一方で、少なくとも私自身はそうじゃないな、とも思う。   私は一定の「好きな男性」像を持っていない。年齢も見た目も内面も、「こういう人が好き」というのを言い表すのが難しい。かといって「好きになった人がタイプです!」という感じかといえばそうでもない。  しかし、ざっくりと表現するなら「『自分がこの人になりたい』と思える人」がタイプだといえるよ