めいの好きな曲紹介 -歌詞編-【wacci/どうかしている】

こんにちはめいです。

大変お久しぶりです。こんなに空くなんて初めてです。😶

新学期になり、バタバタしているうちにこれだけの日が経ってしまいました。

実は下書きに8割完成した記事が数本あるのですが、もう今となっては出せないものばかり。

今後はもっと早く書いて出せるよう頑張ります💪


実は最近、イヤフォンを買い替えまして。

新しいイヤフォンにしてからというものの、もうたくさん曲を聴きたくて、出かけるたびに音楽を聴いています。

聴く曲はその時の気分によって変わりますが、最近はwacciの曲がブームでして。

一昨年、『別の人の彼女になったよ』という曲で有名になったバンドです。曲名だけならご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は私は『キラメキ』の時代(2014年)からのファンなので、結構ファン歴長いでしょ?

少し脱線してしまったので話を戻しますね。

別の人の彼女になったよ』で有名なwacciですが、実は私、他の曲もぜひ聞いて欲しいと常々思っているんです。

別カノの歌詞って賛否両論ある歌詞(内容)だと思いますし…。でもwacciの曲ってこういう系統ではない曲のほうが多いんです。

さらに言えば、恋愛をテーマにしていない曲も存在しています。
そしてそれがどれもいい曲なんです!

なので今回は、恋愛をテーマにしていない曲の中で最近特にハマっている『どうかしている』という曲についてお話しします。


この曲を初めて聞いた感想は「珍しい曲だな」。

曲調も珍しい感じがするし、歌詞を見ながら聞いてみるとより珍しいと感じがしたんです。

なんと言いますか、私が思うwacciの曲の特徴って「柔らかさ」なんです。でもこの『どうかしている』はいつもの柔らかさがないと感じたんです。


特に驚いたのが、1番のAメロの歌詞『加害者なんて意識はないから被害者なんてどこにもいない

歌詞見てまず思ったことは、「重いわ…」

でも共感せずにはいられない、そんな歌詞だと思いました。

声をあげようにもあげられない環境にいたら、こう思わずにはいられないんですよ。正直こう思わないとやっていけない。

自分にも周りにもイライラするけれど、相手は悪意がないから加害者じゃなければ、私は被害者でもない。

先ほど切り抜いた歌詞の前は、こうでした。

あいつまた僕で笑いを取って 注目浴びて したり顔した

そして
加害者なんて意識はないから被害者なんてどこにもいない』と繋がるのです。

その後2番では『覚えてるのはこちらだけで向こうは何食わぬ顔して
夢だ絆だとかをやがて口にしながら風化させていくんだ

共感できない方は、自分がいじめやハラスメントの被害者、もしくは意見をすれば殺される立場にあると捉えてみてください(そんな立場になる人なんていないと思うでしょ?あなたが経験したことがないだけで、残念ながらまだこういう環境は存在します)。

私はいじめを受けた経験がありません。でも残念ながらハラスメントのようなことを受けた経験はあります。

だからこそこの曲がとてと響くのかもしれません。

ここで一度、どうかしているの歌詞を全て見てみましょうか。

プラットホームで電車を待ってやり過ごしてを繰り返してる
大縄跳びに入れないみたいに唾で苦しみを飲みこんで
世界は広いと言われたって 僕にはここが世界のすべて
与えられてもいない選択肢を選ぶ勇気を誰かください
あいつまた僕で笑いを取って 注目浴びて したり顔した
加害者なんて意識はないから被害者なんてどこにもいない
周りは一見 人間関係良好に見せる傍観者
同調 同情どうかジョーカー回って来ませんように
周りと違うことは罪か無視する喜びとは何か
考えられる前に いつのまにか裁きは下されているんだ
どうかしているどうかしている人間じゃない人間らしさ
心身体切り離したら
さあ今日も上手に笑ってあげなくちゃ
相談窓口0120 そこまで大げさじゃないかもって
結局一人で抱える始末 誰ともできない相対評価
この人一見信頼関係構築可能な救世主
でも不安で説明躊躇 逆に傷つけられて終わったり覚えてるのはこちらだけで向こうは何食わぬ顔して
夢だ絆だとかをやがて口にしながら風化させていくんだ
どうかしているどうかしている 見えない檻に閉じ込められて
一度深く深呼吸してさあ
今日も上手に笑ってあげなくちゃ
次の電車もやり過ごして ラッシュを過ぎたホームの隅
意外と近くにある違う世界の扉 手をかけてみようか
どうかしているどうかしている人間じゃない人間らしさ
いこうどこへここじゃない場所へ
僕らの勝負はもっと先にある
僕らの居場所はもっと他にある

他のwacciの曲をご存知の方なら一緒に言ってくれますよね?

(せーの)重っ!

個人的に一番響いた歌詞は『加害者なんて意識はないから被害者なんてどこにもいない』でしたが、より多くの人に届いて欲しい歌詞は別にあります。


1番の序盤も序盤、3行目の『世界は広いと言われたって 僕にはここが世界のすべて』。

よくいじめとか自殺の問題が話題になるたびに、人は言いますよね。

「そうなる前に逃げろ」と。

でも逃げられる人って一部で、大半が逃げられていないからそうなるんですよね。

余裕がないと、別の道を見つけたり、(自分で出来なくても)他者が手を差し伸べてくれるような自分でいるということは無理です。

もはや運です。

でも私たちは気軽に「逃げろ」と言います。

普段から、何も起こっていないのに「逃げ場」を探したり用意しておく人なんてそうそういません。余裕がないときはより他の道を探したり用意することが困難になります。

だからこそ、逃げ場があるように見える「広い世界」にいても、どんなに辛い環境にいても、「自分の居場所はここだけ」と感じてしまいます。

人はややこしいことに、他者の行動をその人の内的なもののせい(例:周りの環境が悪いのではなく、その人に根性がないからだ)にしてしまいます。

そして、病んでいる人は自分のせいにします。


毎年8月31日の夜には「逃げろ」という言葉で溢れますね。

言いたくはないけれど、私も「逃げろ」と言います。

元不登校として、逃げた後の問題を考えると気軽に「逃げろ」と言いたくないと思っています。

もげることは大事です。でもその後や、その人の問題を何も知らないのなら気軽に言ってほしくないのです。
逃げても地獄、もしくは逃げた方が地獄かもしれません。
逃げることは負けでも勝ちでもありません。「逃げろ」と言うなら、その一言で好転するとは限らないということを知ってほしいのです。

地獄になるかどうかは人によると思います。それでも全員が天国に行けるわけではないんです。ただとにかく逃げろと言わず、まず相手の心に寄り添うことができれば、その方が救われるかもしれません。


この曲が発売されて一年半ほど経ちますが、聞くたびに考えさせられる歌詞です。

私の考え方に賛否はあると思います。

これは一意見として捉えてくださいね。私の意見が正しいわけではないので。


久しぶりの投稿なのに重いことしか書いていませんね。

ネガティブなめいらしい文章かもしれませんね。

書いていて楽しかったー!笑

考察班ほど歌詞のことを考えることはできませんが、自分なりに考えたことをまたこのような形で紹介できればと思っています。

ということで今回はこのあたりで終わりです。

明日もいい一日になりますように。


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