目標のハードルを下げてみる
こんにちは!
なんだか雨の多いGWでしたね。皆様いかがお過ごしでしょうか?
わたしは、お天気と感染拡大防止のこともあり、ずっと家に閉じこもりっきりのGWでした。
会社員時代は、小売業だったのでGWも休みなく、いつもより忙しい通常勤務でした。学生となり、7年ぶりのGWを満喫しよう…!と意気込んでいたのですが、やっぱりアウトドアが苦手なわたしにはインドアが心地良いようです。(笑)
さて。
今日はこのGW期間中にわたしが「やろうと思っていたこと」について書いてみようと思います。最初にお伝えしておくと、わたしはこのGWでやろうと思って立てていた「目標」を達成することができませんでした。
今日は、GW期間中のわたしの小さな戦いを経て。(笑)「自分を受け入れることで、目標のハードルを下げることができた体験」を、ヨーガ的な見解も加えて書いてみます◎
1.GW中にやりたかったこと。
わたしは4月から鍼灸の専門学校に通っています。
大学を卒業してから7年間勉強から離れており、ブランクがありました。
また、わたしは環境の変化に弱いタイプなので、「新生活に慣れること・体調管理を怠らないこと」を4月中の目標に掲げ、お勉強は後回しにし、まずは学校に慣れることや家事をためないこと、体のセルフケアをすることに注力していました。
会社員の頃に、仕事に没頭しすぎて心身のバランスを崩した経験を教訓に、「絶対に無理はしないぞ!」と決めていたのです。
そして、このGWの期間中は勉強に集中しよう!と思っていました。
2.GW中の経過。
鍼灸学校で、わたしは10科目の教科を学んでいます。そのうちの3科目が実技で、残りの7科目が学科です。
つまり、この7科目について「4月中の授業の教科書とプリントをまとめて科目ごとのノートを作り、その内容を覚えて復習する!」という目標を掲げたわけです。
わたしのGWは1日〜5日までの5日間でした。その5日間ほぼ休まず、どこにも出かけず、お菓子を食べ続けながら。(笑)それぞれの学科毎のノートを取り続けました。理解が難しいところは解説YouTubeを見たり、インターネットでわかりやすい図解を探したりしながらノートを取っていると、思っていたよりも全然進まないことに気づきます。
目一杯努力して、4日目が終わりました。7科目中6科目はノートを取り終えることが出来ましたが、1科目だけは終わりませんでした。(1番苦手な解剖学(心臓の構造)が残りました…)
最終日の5日は、ヨーガのお勉強の予定が入っていたので、ほとんど時間を使えません。わたしは覚えて復習どころか、ノートを取り終えることすらできなかったのです。
3.目標のハードルを下げてみる。
そこで、わたしはふと気がついたのです。
「もしかして、最初の目標が高すぎたのでは…?」と。
以前までの完璧人間のわたしであれば「それでも決めたんだから、4日目の夜に徹夜して最後の科目のノートを取り終えて、最終日に復習をすれば間に合う。最後までやりきらなきゃ!わたしならできる!」とか思っていたかもしれません…。(笑)
ヨーガを学ぶまでのわたしは、語弊を恐れずに言いますけれど、くそ真面目の頑張り屋さんだったので…。(笑)この「目標のハードルを下げる」ことが大変苦手だったのです。
ですが、わたしは今回少し落ち着いて、「目標のハードルを下げる」ことを選択しました。
この「自分の身に起きている状況」を客観視できていることを、ヨーガでは自己コントロールと呼んでいます。
まずは、「目標が高すぎたかも…?」と気づけたことが、わたしにとっては大きな大きな、前進でした。
そして、そこで一呼吸置いてちょっと考えてみることにしました。
その目標のハードルを下げると一体どうなるの…?
もしかすると、授業についていけなくなるかもしれません。クラスメイトや先生から「デキない人」と思われるかもしれません。
けれど、それが実際の等身大のわたしなのです。
これが精一杯頑張ったわたしの、最大限の結果です。
つまり、これがわたしの持っている力の全てなのです。
どうして、わたしは期日をGW中と決め、あんなに焦っていたのでしょうか。
4.自分を受け入れる。
わたしの心の根底には、こんな感情があったように思います。
「クラスの中で、置いて行かれないように頑張らなくちゃ!」「7年もブランクがあるから、人よりも時間がかかるかもしれない」「9月の定期テスト前に困らないように、効率よくやらなくちゃ」「勉強ができない人だと思われたくない!」
そうです。わたしはクラスメイトと自分を比較していたことに気づきます。
「周りと同じでなくてはいけない」「効率よくやらなくちゃいけない」「勉強ができないといけない」
そんな思いから、無理をして高いハードルの目標を立て、「自分はデキる」というプライドを保つためにアクセルを踏み続けていました。
ですが、それに気づいて目標のハードルを下げたことで、「無理をしない」というブレーキをかけることができたんですね。
つまり、他人と比較することで「周りと同じ」「効率が良い」「勉強がデキる」という基準ができ、その基準に達しないと「自分はダメだ」と劣等感に苛まれ、自己肯定感が右肩下がりになっていたのです。
私が思うに、「平均」は、きっと平均でしかないのです。
0と100の平均は50です。そんな「基準」が当てになるときもありますが、落ち着いて見てみると案外当てにならない時もあるのかもしれません。
今回わたしは、「頑張っても目標が達成できなかった」という自分を客観視し、受け入れることで「目標のハードルを下げる」という自己防衛ができたのかな、と思います。
「できない自分」を受け入れることが出た時に初めて、「自分のペース」がどのくらいなのか把握できるのかもしれません。
5.最後に。
目標は、今回のように自分で決めたものもあれば、他人や会社から決められているものもありますよね。
特に、後者の「誰かから与えられた目標」については、断ったり投げ出したりしにくく、真面目な人ほど最後まで頑張ってしまうのかもしれません。
そんな時はまず「できない自分を受け入れる」。そして、「できないことを相談してみる」ことこそが自己コントロールの第一歩と言えるのかもしれません。
わたしは会社員の頃、自己コントロールができず、相談すっ飛ばして無理に無理に無理を重ねて…いつも自分一人で何とかしようと思っていました。
中間管理職という役職がら、変にプライドが高くなり、「できない自分」を認められなかったのかもしれません。
今は、へんてこなプライドは手放し、「無理をしないありのままの自分」を受け入れて人生を歩めていることがとても幸せだなあと感じています。
わたしにとっては、どんな肩書きよりも、ありのままの自分を受け入れることの方が、人生において価値のあることだったんだと思います。
まあ、もちろん、それも人それぞれであることが前提だとも思います。
今回達成できなかった目標も、焦ることなく、ゆっくりと!もしできなければクラスメイトや先生に助けてもらいながら!(笑)(ここが超、大事!)
けれど、9月の定期試験に困ることがないように。GW明けもマイペースながらも、ペース配分をしながら!学生生活を楽しんでいきたいなと思います◎
それではまた、次回。
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