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保護ネコの迎え方

こういうニュースを見るたびに、心が痛みます。

最近、ペットショップ行くと、前よりイヌ・ネコさんたちの価格が上がったような気がします。在宅時間の増加から、飼いたい人が増えて、需要が増えているからでしょう。

生き物を値段で語る時点ですでに嫌なのですが、それでも飼いたい人がいるんでしょう。それにも関わらず、簡単に手放してしまう人がいるのにも驚きです。ほとんどの人は、もちろん最後まで大事に飼育すると思いますが。

イヌ・ネコさんたちを家族に迎えるためには、ペットショップ以外にも、保護ネコ(イヌ)を受け入れることもできます。

わが家でも13年前に、保護ネコ2匹を受けいれ、一緒に楽しく暮らしています。保護ネコに興味があるけど、どうすればいいのか知りたい方の参考になればと、わが家に2匹を受け入れた経緯を共有したいと思います。

まずは親バカですが、2匹を紹介させてください。

トラ 推定年齢14歳 オス 横須賀出身
保護の経緯: とあるマンション周辺を縄張りとして、お母さんネコと、兄弟ネコ2匹と一緒に野良生活を送っていたが、マンションの管理人さんがネコ嫌いで、水かけるなどの嫌がらせ。保護団体に保護を依頼。

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ルナ 推定年齢13歳 オス 横須賀出身
保護の経緯: 乗馬場をテリトリーに野良生活。お母さんネコをTNR活動で捕獲する際、お母さんネコと一緒に捕獲機に入ってくる。お母さんは不妊手術後、リリースされたのですが、まだ子ネコで里親が見つかる可能性高かったので、そのまま保護される。

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TNRとは、Trap・Neuter・Return(トラップ・ニューター・リターン)を略した言葉で、捕獲器などで野良猫を捕獲(Trap)し、不妊・去勢手術(Neuter)を行い、元の場所に戻す(Return)ことです。望まれない出産をなくし、殺処分数を減らすのに有効な最も手段と考えられています。
                   参照:交易財団法人どうぶつ基金

飼うことにした経緯と、ネコを飼った経験
 
それまで、実家で飼っていたことはありましたが、就職のために上京し、賃貸暮らしが長かっため、10年以上飼えず。結婚後戸建てを購入し、生活も落ち着いてきたことから、ネコを飼うことに決めました。

実家のネコは代々雑種(ミックス)だったので、ペットショップの血統書つきネコではなく、保護ネコにしようと最初から決めていました。

実家のネコは、田舎で家の外も行き来自由な飼い方をしていたので、完全室内飼いは初めての経験でした。

保護ネコの探し方

ネットで、里親探しサイトを連日見ては、複数の保護主さんと連絡を取り合い、2匹を保護している保護主さんと最後までやり取りしました。
実際に保護されている場所へ行き、本人(ネコ)確認しました。

2匹に決めた経緯

共働きで日中、家を不在にすることも多かったことから、あまりにも月齢が低い子ネコを飼うのは不安だったので、少し安定した生後半年くらいのルナと、完全に成猫だったトラを引き取ることにしました。

保護主さんからも、あまり小さい子は、不在がちな家にはおススメしないとのことでした。急に体調急変したりするため。

ルナはネットで見て気になっていた子でした。実際に対面し、引き取りを決意。

トラは保護ネコハウス(数十匹のネコたち)から選んだ子でした。数々の人懐っこいアピールネコのいる中で、隅っこでじっとしていたのですが、その地味さが気になり、引き取ることにしました。

保護主さんとのやり取り:

保護主さんとのやり取りでは、ここまで聞く?というようなことまで聞かれました。家族構成から、ネコ飼育歴、飼育環境まで。他にも・・

・アレルギーが家族に出たらどうしますか?

・万が一飼えなくなった場合、誰か頼める人はいますか?

・完全室内飼いを実現できる環境を作れるか?

などなど。

実際に会った際にも、ネコに接する様子などを見て、この人大丈夫そうか、見られていた気もします。

ただ、やはり飼えなくなる人がいることや、虐待目的で引き取る人もいるらしいので、保護主さんも慎重にならざるを得ない気持ちも分かりました。

引き取る際にかかった費用:

保護主団体にもよりますが、ワクチン代・去勢手術代をお支払いしました。
あとは活動支援の意味でプラスαの寄付金と、キャットフードを寄贈しました。トータル数万円だったと思います。

2匹を引き取った後の様子

やはりすぐには、慣れてくれませんでした。ずっと隠れていて、外出から帰ると、ご飯食べたり、トイレしている形跡を発見するような感じでした。

ルナは子ネコなので数日ほどですぐに慣れましたが、成猫トラが大変でした。1ヶ月ほどは慣れてくれず、毎晩、夜中に外を見て、大声で鳴いていました。元々、野良ちゃんだったから、外行きたいのかとか考えていました。

引き取りをくじけそうになり、保護主さんに相談したりしていましたが、
1ヶ月ほど経過するとだんだん、慣れてきました。

人間もそうですが、やはり新しい環境に慣れるのには時間がかかります。

保護主さんとのその後

最初トラのことを相談していた後は、定期的にメールで写真を送り様子を連絡していました。その後は、1年くらいは時々メールしていました。

特に、連絡してくださいと言われていたわけではないですが、知りたいだろうなと思って。毎回メールすると、お礼の返事が返ってきていました。

こんな感じのわが家の保護ネコ物語(序章)でした。

ペットショップよりは、手間もかかりますし、条件も厳しかったりしますが、家族が増えるというのは、こういう手間を超えることかもしれません。

最後に(余談含む):

本当は2匹ではなく、3匹飼いたいと思っているのですが、1匹は予備で空けてあります。急に捨て猫拾ったりするかもしれないと思い。。。

子どもが学校帰りの、通学路で捨て猫を拾ってくるのではと思ったりしますが、最近はあまりそういうことはないようです。

あとは、微力ではありますが、愛護団体に定期的に寄付したりもしています。

譲渡会も、コロナ禍で減っているようですが、オンラインで開催しているところもあるようです。

ネコを飼う際に、保護ネコを迎え入れてくれる人たちが増えてくれればなと思っています。

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