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第24週 スポーツ選手 宮下遥

はじめに

24人目のスポーツ選手はバレーボール選手の宮下遥さんです。

子ども時代

宮下 遥(みやした はるか)さんは1994年9月1日 三重県桑名市出身です。2人姉妹の長女としてお生まれになりました。

桑名市立城南小学校小学1年生(6歳)のとき、母の影響でバレーボールを始められたそうです。

小学生の頃はアウトサイドヒッターとしてプレーしておられ、6年生のときには既に170cmを超える長身だったそうです。

岡山シーガルズに選手登録

遥さんは大阪国際大和田中学校入学後、岡山シーガルズの監督であり同校の総監督でもある河本昭義氏の勧めでセッターへと転向されます。

2009年5月、中学3年生のときに岡山シーガルズに選手登録され、この年の「第58回 黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会」において、14歳8ヶ月での初出場を記録されます。これはVリーグ史上最年少出場記録であったそうです。

2009年11月28日、グリーンアリーナ神戸で開催された久光製薬スプリングスとのVプレミアリーグ開幕戦において途中出場を記録されます。こうして15歳2ヶ月でプレミアデビューを果たすと同時に、これまでのVプレミアリーグ史上最年少出場記録であった堀口夏実さん(元 岡山シーガルズ)の15歳4ヶ月を2ヶ月更新されました。

遥さんはこの試合でプレー中に味方選手と交錯し前歯2本を折るアクシデントに見舞われたそうですが、気丈にもプレーを継続されました。

河本氏は「間違いなく全日本級のセッター」と太鼓判を押されたそうです。

2010年3月23日、遥さんは2010年度全日本女子チーム登録メンバー33名の内の1人に選ばれます。

15歳での代表入りは2004年の狩野舞子さん以来の史上4人目。

セッターというポジションに限れば、1980年の中田久美さん以来、30年ぶりの選出となられます。

同年9月、「第2回アジアカップ」に全日本B代表として出場されます。

2011/12Vプレミアリーグではスターティングメンバーに定着し、シーズンを通して活躍されます。

チームは8位に終わった昨シーズンから躍進し、このシーズンを4位で終えました。

2012年4月18日、「ロンドンオリンピック世界最終予選兼アジア予選」に出場する全日本代表登録メンバーに、デンソー・エアリービーズの大竹里歩さん、東レ・アローズの浜口華菜里さんらと共に追加登録されました。

高校卒業後の活躍

2013年3月、大阪国際滝井高校を卒業されます。

同年8月、WGP2013の対タイ戦で全日本A代表デビューし、このゲームを白星で飾られます。

2013/14Vプレミアリーグでは、遥さんは所属する岡山シーガルズの史上最高位更新(2位)に貢献されます。自身も敢闘賞・ベスト6を受賞[されています。

2013年8〜9月、遥さんは「FIVBバレーボールワールドグランプリ2013」で全日本のセッターとして本格的なデビューを果たされます。

これまで全日本の正セッターを務め、ロンドンオリンピックでの銅メダル獲得に貢献した竹下佳江さんの引退後、「全日本の若き司令塔」と大きな期待を受け、「セッターが変わったから日本が弱くなったと言われるのが怖い」と慄いていたそうです。

しかし遥さんはの決勝ラウンド初日には「MIP賞(もっとも印象的な選手)」を受賞するほどの活躍をされました。

札幌でのファイナルラウンドでは5試合中1勝4敗とチームとしては振るわなかったものの、大会中に19歳の誕生日を迎えた遥さんは、巧みなトスで世界を相手に奮闘されました。


2014年6月、東京オリンピックの強化指定選手である「Team CORE」に選出されます。

2016年のリオデジャネイロオリンピックに正セッターとして出場されました。

2016/17Vプレミアリーグで岡山シーガルズは初となる降格を喫します。

2017年6月15日、日本バレーボール協会により全日本代表のエントリーメンバー18名が発表。遥さんはこれに選出されました。

2018年、全日本の中田久美監督就任2年目ですが正セッター不在と呼べる状況の中、遥さんの招集は見送られましたた。

2019年4月6日、「2018-19 V.LEAGUEオールスターゲーム 女子大会」に山口舞さん、丸山亜季さんらと共に選出されます。

2019年4月1日、日本バレーボール協会により2019年度女子日本代表チームが発表されます。遥さんはこれに選出され、2017年以来約2年ぶりに全日本代表へ復帰されました。

2019年10月20日、SAGAサンライズパーク体育館で開催された「2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN」の日立リヴァーレ戦においてVリーグ通算230試合出場を達成されました。

史上最年少の25歳1ヶ月で「Vリーグ栄誉賞」を受賞だそうです。

この日の試合の後には宮下の受賞を祝うセレモニーが催され、「岡山県バレーボール協会」や「シーガルズを応援する高梁有志の会」らから花束が贈呈されました。

宮下は涙を浮かべながらそれを受け取り、周囲への感謝と自身の今後について語っておられるそうです。

ここまで頑張ってこられたのもたくさんの方の支えや応援があったから。このチームで最高の思いができるよう最後まで私らしく全力で頑張ります。
— 宮下遥「山陽新聞デジタル|シーガルズ宮下遥にVリーグ栄誉賞 25歳1カ月で史上最年少受賞」より



2020年3月25日、新型コロナウイルスの世界的流行により2020年東京オリンピックの延期が決定。2016年のリオデジャネイロオリンピックに続き2大会連続の出場が期待された宮下は、地元新聞の取材に対し、以下のように答えたそうです。

(新型コロナウイルスの感染が拡大している)今の状況を考えると、延期は仕方がない。
— 宮下遥「山陽新聞デジタル|五輪延期 岡山ゆかりの選手は 思い複雑「仕方ない」より[22]



予定されていた大会は軒並み中止となっており、今後が不透明な状況ながら、遥さんは平常心を保ちながら練習を続けておられます。

2020年4月3日、岡山県が岡山ゆかりのアスリートを支援する「オリンピアン・パラリンピアン育成事業」の指定選手が発表され、宮下は強化指定選手に選ばれています。


宮下遥さん最新情報

宮下遥さんの活動は以下のサイトで見れます。


宮下遥|Vリーグ オフィシャルサイト



宮下遥|岡山シーガルズ 公式サイト


めぐめぐがすごいと思う宮下遥さんのこと

114歳でプロチームに所属、そして15歳からプロリーグに出場され今まで大きなけがもなくプレーされていること。

2一度全日本の選手に選ばれない時期があったけれども、練習を積み、また全日本チームに招集されていること。

3明るくチームのために、そして応援してくれるファンのために楽しくバレーボールをしておられること。

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