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ラーメンのはなし

食に対してほぼほぼ無頓着な夫の唯一の大好物がラーメン。

結婚してから、旅行先各地でのラーメン行脚が恒例になりつつある。

どうも私は今まで「ラーメン」という食べ物を甘く見ていたらしい。

彼のおいしいと私のおいしいは次元が違う。

私はいとも簡単に「おいしいねえ」を連発する。

彼の場合、想像を越える旨味に巡り会えたときだけ、そんな一杯に出会ったときだけ首を大きく縦に振り、控えめな「うまい」を発して頷きながら食べる。

その基準はスープの深みらしい。

その意味するところが、とうとう私にもわかるようになってきてしまった事に最近気づいている。

なんというか、新しい世界に足を踏み入れた感覚である。

分かるようになってしまうと、これがまたつらい。

美味しさの基準を上げてしまうと基準値に満たないラーメン屋に出くわしたときの落胆たるや、、

奥深い世界だ。

どの世界も“道を究める”と新たな扉「ステージ2」が開くのかもしれない、とラーメン食べながら考える今日この頃。

つくる人もたべる人も色んな次元でポジションとってるんだな。

今まで食べてきたなかで別格のラーメン2店。もう新しい店を開拓しないでいいから、ここに隔月で通いたい。

群馬県高崎市
鳴神食堂

〜スープを飲み干そうとすると怒る彼が、
ちゃっかりしれっと完飲してたラーメン〜


新潟県燕市
杭州飯店

〜衝撃的に食べやすい背脂ラーメン〜

タイプは違う。

けれど

どちらも私好みの完璧なラーメン。





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