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人生の答えは、自分で考えて見つけ出すしかない。

私は今まで生きている中で人生に迷った時、本の中に答えを探すことが多くありました。
昔から読書が好きで、多読も精読も、色んな読書をしてきたし、たくさんの名作や素晴らしい著者にも出会ってきました。

この本を読めば、きっと何か見つかる!
私が悩んでることのヒントがある!
そんな期待をしながら手に取る本は無数にありました。

特にたくさん読んできたのは、養老孟司さんと池田晶子さんの本です。

養老孟司さんの本。
池田晶子さんの本。

そして、そんな私がたどり着いた答えは、これです。

自分の人生なんだから、その答えは自分で考えるしかない。
他人は私の人生の答えを知らない。

本には、人生の先輩たちが失敗したり迷ったりしながら学んできたことや、考えてきた大切なことがたくさん書かれています。
だから、とても参考になるし役に立ちます。

疲れた時の癒しになる本もあれば、しんどい時に勇気をくれる本もあります。
悩んだ時、苦しかった時、応援してくれる人が欲しかった時、本にどれだけ助けられたことか!

でも。
そこに書かれているのは、あくまで著者の経験や考えであって、その著者が自分の人生を生きる中で、もがきながら出してきた答えです。
私はその著者とは、生まれた環境も、どう生きてきたかも、顔も身長も感じ方も、物の見方も何もかも違います。

もちろん、考え方や物の捉え方がよく似ている著者に出会うことはあります。
でもだからといって、そっくりそのまま著者の言うことが私に当てはまるわけではないし、著者と私は別の人生を生きています。

本は考える道標や手助けにはなるけど、人生の答えは載っていない。
自分の人生なのだから、自分がどう生きるべきかは自分で考えて答えを見出すしかない。


という当たり前のことを、私は30も超えてようやく理解しました。
でもこれって当たり前のようで、なかなか大変なことでもあると思います。

自分で考えるということは、安易に答えを出さず、自分が納得できるまで疑問や違和感を持ち続けなければいけません。
自分の考えや決断の責任を、自分で引き受けるということでもあります。
決して楽なことではありませんよね。

人は易きに流れてしまう習性があるから、誰かが言ったことをそのまま信じてしまえば、考えなくていいという楽さを選びがちです。

でも、もしそれによって、自分の人生の舵取りまでも任せてしまっているとしたら?
それって自分の人生を生きてると言えるのでしょうか?

私は、それは嫌だなと思いました。
自分の人生なのだから、自分で考えて決めていきたいと。

それには強さが必要ですよね。
私もまだまだ修行が必要です!

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