いじめ加害者が教室で逮捕された事について(フランス)
フランスでいじめ加害者が教室で逮捕されたというニュース記事を読んだ。
当然だと思う(やった事の報い)
逮捕までは違う(未成年)
教室での逮捕は良くない(配慮)
教室だから意味がある(防止効果)
色んな意見があると思う。
私は、瞬間的に当然だと思った。
記事を読んだ時は根本的な解決というより感情が先に動いた。
『みんなの前で手錠』
これの是非で終わってはいけないとも思った。
私が当然だと思ったのは、息子がいじめ被害者だからっていうのもある。
もちろん同じ被害者側の立場であっても、今回の措置に反対する人もいると思うけど。
そもそも それをいじめだと判断するところから慎重にならなければいけない。
さらに、表には…大人たちには見えにくい巧妙ないじめは存在する。
そして傍観者たちに罪はないのかという点も訴えたい事ではある。
先生への負担を考えると外部で専門に対応する組織を新たに作った方が良い気もするし…そうなると…
居間のソファーに座って頭で考えてるだけでも課題は芋づる式に出てくる。
少し前にフランスのいじめ問題に対する措置について こんな記事もあった。
息子の不登校の原因は一つではない、が、いじめも大きな要因である事は間違いない。
加害者を転校させる、だけではなく更正プログラムも用意されているというのは、加害者側に心の問題があるという事を示している。
ずっと思っていた。
息子をいじめてきたあの子の話を誰か聞いてくれと。
その当時 子ども電話相談の活動をしていた事もあって、私は子ども側のSOSにもたくさん触れていた。
あの子は窮屈な心をしているなと思ってもいた。
でも私は聞く気は無い。
仮に謝ってきても息子が許しても、私は心を開いて話を聞く気は無い。
人をいじめるとはそういう事だ。
賛否両論。
今回の『教室で逮捕』というショッキングな出来事も、先に書いた4択では足りなすぎる…様々な意見が出てくるニュースだ。
私は息子をいじめた子を許す事はないけど、当初のように復讐心のような気持ちはもう消えた。
と、思っていたけど、今回のニュース記事を読んだ時に心のどこかで『息子と同じぐらい辛い気持ちになればいいんだ…』という気持ちがまだあるのだと気付いた。
冷静になればそんな気持ちを持っていても何も良くなる事はないとわかってはいるが、消える事はないのかもしれないなぁと改めて思った。
あの頃の…暗闇に叩き落とされ地獄を引きずり回されたような気持ちは一生消えない。
積極的に不幸になれとは思わないけど…
いや、本当はそう思ってるのかもなぁ。
もし あの子がみんなの前で逮捕されたなら、私はガッツポーズを取るかもしれない。
日本では加害側の人権を大切にするし、ましてや未成年だ、いじめ加害者を逮捕する事は100%無いと思う。
だからよりフランスの本気が伝わってくる。
今回の逮捕に関しては賛否あるにしても、フランスにおいて未来のいじめ問題は明るいと思う。
今が深刻に辛いなら、覚悟を決めて真剣に考えて動き出した先にしか希望なんてないのだ。
途中の苦悩を避けてはそこには到達しない。
本気になって決めた人を覚悟のない人が安易に批判するという構図も、必ず付いてくる。
私はフランスのいじめ問題に対する姿勢に賛同し注目している。
それではまた。
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