「相談してよかった」と思えた上長の行動

noteに入社してから私が一番お世話になったのが、エンジニアの上長である木村さんです。エンジニアとしての指示をもらっていただけでなく、様々な道を示してもらいました。エンジニアとしてのキャリアだったり、仕事の進め方だったり、人間関係だったり……と。

私は約2年前にエンジニアとして入社したのですが、2022年12月1日から技術広報にポジションを変えました。このキャリアチェンジの際にも木村さんに何度も相談をしました。

そもそも私自身は人に相談するのが苦手なタイプなのですが、柔和でなんでも受け入れてくれるような木村さんの性格のおかげで悩みを吐露することができた部分があります。木村さんがグイグイと引っ張っていくリーダーではなく、道を示してくれるリーダーだからこそ、私自身の気持ちが救われていたのだと思います。

今日はそんな木村さんを介して、「相談してよかったと思える上長の行動」について書いていきます。当たり前のことばかりなのですが、その当たり前ができることが一番の信頼感になっていくんだなと実感しました。


……と、ここまで褒めちぎってはきましたが、木村さんは決して真面目で堅物な人ではありません。むしろ少し変わっていて、子供心がある独特な人です。ミーティング中にいきなり筋トレをやりだしたり、変なYouTuberにハマったり、ギラギラに光るキーボードを急に買ったりとか、突拍子もないことをする人です。笑

※ note社のバリュー(行動指針)に沿って同僚を紹介する「#バリューバトン」という企画の記事です

※こちらはnoteアドベントカレンダー21日目の記事になります

道が1つではないことを示してくれる

木村さんと話していて一番ありがたかったのは、Aの内容を相談したら必ずBやCという道も示してくれる点です。Aの内容を否定するわけではなく、あくまでBやCもあることを諭してくれます。

私は一つの考えに固執してしまう傾向があるため、木村さんから自分が思ってもみなかった内容の提案があったときにパラダイムシフトに近い感覚を得ることがありました。

これらは一見すると当たり前の行動のように聞こえるかもしれませんが、相談役として実践できている人は多くはないなと感じています。相談をされるとつい自分の経験談からのみ話をしてしまいがちになってしまうなと。(自分が特にそうなのですが)

ネクストアクションで点を線に

相談の終わりにネクストアクションを示してくれ、次のミーティングの日時もその場で決めてくれます。場合によっては週1ミーティングの提案も。相談している側からすると「相手に時間を使ってもらっている」という感覚があるため、提案があること自体が救いになります。

相談したことを点で終わりにするのではなく、点を線として繋げていくことが解決に導く方法なのかもしれません。

ある程度の適当さとボケ

木村さんはガチガチの真面目タイプではなく、隙あらばボケる人です。真面目な話をしたあとに、「色々ありますが、黒にんにくを食べればなんとかなりますよ」と理論も根拠もないオススメをしてくることもあります。

しかし、そういった緊張と緩和の空気感を作ってもらえることが(無意識かもしれませんが)、こちらとしては心が軽くなって助かっています。

ちなみに黒にんにくは一回も食べていません。

具体的な提案

相談をすると、木村さんはその次のミーティングでは具体的な提案をしてくれました。仕事の進め方だったり、フレームワークの利用だったり、スケジュール術だったり、本や記事で読んだ内容の共有だったり……。

こういった提案をしてもらえると、「自分のことを考えてもらえているんだ」ということを感じ、結果として信用や信頼につながるんだと実感できました。たとえそれが5分の事前準備であったとしても、相談した身としてはうれしい限りです。

プレイヤーとしての側面

木村さん自身がもともとプレイヤーとして手を動かしていたいタイプであるため、様々なプロジェクトに顔を出しています。また、最新技術を追って個人開発にも活かし、それらを社内のLTで発表することもあります。

リーダーの資質として「メンバーに任せる」という意思決定も必要なのかもしれませんが、私個人としてはプレイヤー寄りのリーダーの方が尊敬を抱きやすい傾向にあります。

当たり前ですが、相談をするうえではやはり尊敬は重要な要素の一つです。エンジニアで言えば「技術力がある」「手を動かして開発している」という点を重要視している人もいるかと思います。他人から見ていても仕事ぶりがわかる木村さんだからこそ、私も気持ちを吐き出せた部分はあるのかなと思います。

社内での働きかけ

(又聞きの話なのですが)私が技術広報にキャリア変更する相談をした際には、木村さんが社内のミーティングで色々と進言してくださったという話を聞きました。本当にありがたいことです。

もちろんそういった動きありきで相談をするものではないですが、相談した側としてはこれほど信頼感が増す出来事はありません。

まとめ:自分に時間をかけてくれる姿勢が大事

振り返って考えて見ると、相談した内容や言葉よりも、「自分のことを少しでも考えてくれた」という姿勢が伝わることの方が大事なんだなと思いました。それだけで相談してよかったなと。

(実際には準備に時間をかけていなくても)事前に用意がされていたり、提案をしてくれたりすること自体が信用につながります。

ビジネスフレームワークなどの手法を用いて解決に結びつけることももちろん大事ですが、相手の気持ちを汲み取って当たり前の提案をすることが前提としてあるべきなのかもしれません。

私自身は人の話を聞くのが得意ではない(持論ばかり展開してしまう)ので、木村さんのやりかたを少しでも真似していきたいなと。ただ、やっぱり黒にんにくはこれからも食べないと思います。

今回のバリュー

・つねにリーダーシップを / Leadership
note株式会社のメンバーは、あらゆることに当事者意識を持って、率先して行動します。傍観でも、感想でも、批評でもなく、まず自分が行動することを重視します。どんなときも問題を解決する意志を持ってことに臨みます。

・多様性を後押ししよう / Promote Diversity
私たちは多様性を重視します。幅広いクリエイター、幅広いユーザーが集まることで、より多彩なコンテンツが生まれ、それをもとに交流が始まることで、社会全体がより豊かで幸福な場所になることを信じています。

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