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技術広報を6つのタイプに分類する

他社の技術広報や採用広報の方々と話してみると、「それぞれの広報が様々な手法でバリューを発揮しているんだな」ということが実感できます。

当たり前ですが技術広報とひとくくりにしても、それぞれに特性があります。記事を書くのが得意だったり、イベントの企画が上手かったり、自ら登壇を行ったり、コミュニケーション能力が高かったり……などなど。多種多様です。

今日はそんな技術広報をざっくりと6つのタイプに分類してみました。

分類しようと思った理由は、自分の長所を言語化しておきたかったためです。プロダクトに貢献するためには、「自分の能力」と「技術広報としてやるべきこと」の掛け合わせが大事だと考えています。それらを明白にしておきたかったのです。

まあ、これらの分類は私の主観と独断で決めたものなので、血液型診断くらいの気持ちで見ていただければと思います。

※ この記事は1人で25日書く技術広報 Advent Calendar 2022の3日目です。あと22記事更新予定。スタートラインにすら立ててないのでは?と思うくらい先が長い。

タイプ1:ライター


もともとライターをやっていたり、PR / 広報の経験だったりして、インタビュー記事などを書くのが得意なタイプです。私ももともとライターをやっていたため、ここに属しています。

このタイプが社内にいる一番のメリットは、エンジニアの技術的なインタビュー記事が内製できることだと思います。

「エンジニア知識がある」かつ「インタビュー記事が書けるライター」となると母数は多くはないので、これが社内で作れるのは一つの強みになるはずです。

タイプ2:エバンジェリスト


自ら登壇したり、自分で技術記事を書く人たちです。エンジニア寄りの技術広報というイメージでしょうか。

自らが宣伝広告にとなり、自分自身がコミュニティになりえる存在感があるため、技術広報の中で一番正統派で強いタイプかなと思っています。

※ 正確なエヴァンジェリストとは意味が異なりますが、ワードとしてわかりやすかったので使用しております🙏

タイプ3:コミュニティマネージャー


エバンジェリストタイプがエンジニアリング寄りなのに対して、さらにコミュニケーション能力が強い人たちです。

自らコミュニティを主催したり、自分が登壇せずとも様々なイベントなどに顔をだしたりして、業界に知り合いが多数いる方が該当します。

SNSで記事をいろんな人に読んでもらえる確率が上がったり、リファラルで採用ができたりと、1人で様々なエンジニアとリレーションシップを保つことができます。

タイプ4:社内コミュニティマネージャー


先ほどのコミュニティマネージャータイプとは違って、社内のコミュニティ強化に特化したタイプです。

採用や技術ブランディングを考えたときに、エンジニアの従業員満足度は大事な価値になってくると考えています。所属している会社の満足度が高ければ、SNSの発信やリファラルは増加する可能性があります。

社内で勉強会を実施したり、エンジニア以外の他部署とのコネクションづくりをしたり、福利厚生を充実させたり……などなど、エンジニアのためにやれることは山ほどあると思います。

タイプ5:イベンター


自社イベントや協賛イベントの企画運営が得意な方が該当します。

企画力はもちろんのこと、他社と合同でイベントを行ったり、協賛イベントで他社とリレーションをつくったりも必要になってくるため、コミュニケーション力も要求されます。

タイプ6:マネジメント


広報だけではなく、組織編成などにも携わるタイプの人たちです。

エンジニアチームの中にいる技術広報の方が該当しやすいかもしれません。社内にいたエンジニアがそのまま技術広報になったという経緯の方が多いのかなと思います。

自分が何に向いているのか考える

いくつかのタイプに分類しましたが、技術広報はこれらすべてが担当範囲になりえると思っています。

なので、「私はライタータイプだから記事だけ書くぞ!」ということではなく、自分自身でどこが長所なのかを考えることが大事なのかなと思います。それらを考えるときの手助けにこの記事がなればうれしい限りです。


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