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【日経】習慣にしたい「20分の昼寝」

三度の飯より睡眠が好き。

振り返ってみると、私のナップタイムは高校から始まりました。
授業中の居眠りではなく、10分休憩や、お昼休みの30分を寝る時間にあてていました。

だって何故か頭がすっきりするから。

もう20年程前の話で、当時の常識からすると「良い生徒」とは言えなかったかもしれません。大学院では、ソファで堂々と昼寝する姿をみた先輩に、後日「びっくりした(怖かった)」と言われたこともありました。

20分の昼寝「パワーナップ」で、午後の作業快活に。⁠

そんな昼寝が、ついに市民権を得る日がやって参りました!

まさかの認知症を防ぐ効果もあるとか。
「1時間以上は逆にリスクが2倍」とマイナス面まで。
確かに、学生時代は「こんなはずではなかったのに」というレベルで寝てしまうことも多々あったような。ナップタイム推奨派として、正しく使いこなしたいものです。

三菱地所(のような発想)で働きたい?

三菱地所では、実際にパワーナップを取り入れている。
いいな〜と思うのは、昼寝が出来るからではなく、Result Orientedな環境は総じて働きやすそうだから。

いくらナップタイム推奨派といっても、後輩や上司の手前、流石にオフィスで堂々と寝ることは中々出来ない。でも昼食後の14時前後って、目はあいていても集中力は乱れがち。正直「この時間は何だ?」「せめて10分寝かせてくれれば」と思うこともしばしば。

「その10分にも、会社はお金を払っているんだよ」

という新人研修で言われた言葉が、どこからともなく聞こえてきそうですが、会社が認めてくれるとは何とも有り難い。

パワーナップを、因数分解してみよう

そう言われても抵抗がある。そんな時の為に、少し数字遊びをしてみよう。
例えば、(1)30分を投資して残りの3時間30分のパフォーマンスを上げる(100%)、(2)低空飛行(60%)でもきっちり4時間働く。
(1)210分×100%=210
(2)240分×60%=144

ザックリし過ぎだけど、見栄えの良い数字が出てきました(笑)
変数に悪影響を与えそうなシチュエーションも想像してみます。

  • 1時間寝てしまった

  • ぐっすり寝たら頭がぼーっとしてコーヒーを買いに10分離席した

  • 寝ぼけまなこでパフォーマンスが上がらなかった(70%)

そうすると170分×70%=119
この位はいくらでも対策とれそうな気はします。

実際のことろ、制度はあるものの「昼寝します!」とは言い出せずに、機能しないパターンの方がありえそう。
睡眠を「サボり」のように感じてしまうのは、「自分は寝ていないのに貴方は楽しててずるい!」という感情的な部分はおいておいて、「生産性がない時間」とされていたからではないでしょうか。
生産性の部分にフォーカスできれば、上手に寝られそうですね。

ウェルビーイングの観点から

パワーナップは、従来「プライベート」の部分として扱われてきた睡眠を、「パブリック」の場に持ち込んだ例だと思います。確かに今の時代、仕事とプライベートの時間を厳格に切り分けることは、むしろ非効率なのでは?と強く思います。

例えば、出来ることなら在宅中に洗濯機のボタンをちょっと押して、太陽の下で洋服を乾かしたいし、仕事中でも子どもの保育園や親の介護施設から急な電話が入れば出たい。
一方で、プライベートであっても、名刺を持ち歩いて「私用なんですけど、せっかくなのでご挨拶を・・・」ということ厭わない。だってそれが仕事に繋がって、会社から評価されれば、自分の人生のクオリティがあがるから。

杓子定規に生きるのではなく、お互いにとって良い循環が生み出せれば良いと思う一方で、管理側には大きなチャレンジ。

管理職を中心とした会社全体の意識改革は必須だし、自由を提供するのであれば、それに合わせて評価制度も変えた方が良いかもしれない。
いずれにしても、社員と会社の関係が健全でないと機能しずらく、まさにピープル・マネジメント力の発揮しどころですね。

#日経COMEMO #NIKKEI
#ウェルビーイングのために

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