見出し画像

【雑記】“プチデジタルデトックス”を日常に取り入れる

アンデシュ・ハンセン著『スマホ脳』を読んでから、小さいけれど心掛けていることがある。

それが、「”プチデジタルデトックス”を日常に取り入れる」こと。

自分はスマホに支配されていないんだぞ、というささやかな反抗声明だ。


私はライフサイクルを、「読書時間」を中心に組み立てている。

「この日はこの時間に読書をしたいから、こう行動しよう」というように、仕事でもプライベートでも、読書のリラックスタイムを確保できるように意識している。


このライフサイクルの最大の難敵が、スマホである。

スマホが手元にあると、SNSやブラウザ、動画サイトなどの誘惑に、無意識のうちに手を伸ばしてしまい、あっという間に時間が過ぎていく。

スマホでの気分転換も時には必要だが、私はこの「無意識のうちにスマホを触ってしまう」ことが、「スマホに脳を支配されている」ように感じられてならず、なんとなく心地が悪かった。


ここから、本当にごくささやかだが、でもすごく大切な、”プチデジタルデトックス”のお話。

デジタルデトックスとは、「一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減し、現実世界でのコミュニケーションや、自然とのつながりにフォーカスする取り組み」のこと。

(DIGITAL DETOX JAPANさんのWebサイトより引用)

スマホを持たずに外出してみたり、スマホを金庫等に入れて1日過ごしてみたりして、デジタルデバイスのノイズを遮断し、心身ともにリフレッシュする。

デジタルデトックスは、情報過多の現代において、非常に有用な取り組みだと思う。


しかし、実際にデジタルデトックスに挑戦してみると、なかなか難しいことに気が付く。

私たちの生活の大部分は、既にスマホやPCがあることが前提で構築されている。

完全にデジタルデバイスとの関係を断ち切ってしまうと、生活や仕事が立ち行かなくなってしまう方もいるだろう。

そこで提案したいのが、デジタルデトックスのミニマル版、”プチデジタルデトックス”だ。


例えば私の場合、通勤中の電車移動の時間を、デジタルデトックスの時間にすると決めている。

日常の中でスマホを触ることは特に制限しないが、「何駅から何駅まで、電車に乗っている間だけ」は、スマホを確認しないと意識的に決め、読書などのリフレッシュの時間に充てている。

ほんの短い時間でも構わないので、1日のうち一定の時間、デジタルデバイスを触らないように心がける。これなら、今日からでもすぐに始められる。


プチデジタルデトックスを実践すると、「ほんの短い時間なのに、自分はこんなにも”スマホを見たい”と思ってしまうのか」と、自身の内から生じる欲求の多さに驚く。自分がいかにスマホに依存しているかが、客観的にわかる。

それでも、プチデジタルデトックスの時間中はグッと堪える。例え何かのアイデアが思い浮かび、スマホにメモしたいと思っても、電車を降りるまでは我慢する。

プチデジタルデトックスを続けていくと、この短い時間に、癒しや安心を感じるようになってくる。スマホを触っていない時間が、脳をクリアにしてくれて、生活や仕事にハリが生まれる。

1日10分からでも構わないと思う。プチデジタルデトックス、皆さんもぜひ実践してみては。



↓ゆるりとした雑記を書いたりしています。よろしければこちらもぜひ。

↓おすすめ記事です!次の連休は、ブックホテルでゆっくりと。

↓本に関するおすすめ記事をまとめています。

↓読書会のPodcast「本の海を泳ぐ」を配信しています。

↓マシュマロでご意見、ご質問を募集しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?