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2023年3月の記事一覧
今日も、読書。 |"泣き本"をお探しの方へ
メフィスト賞を受賞し、横浜流星さん主演で映画化もされた、『線は、僕を描く』。
著者の砥上裕將さんは水墨画家でもある。水墨画のディープな世界を掘り下げながら、心に傷を負った青年が成長していく姿を描いた。
私は本作を読み終えたとき、砥上さんが次に書く小説は必ず読もうと決めた。心が掴まれるとはこのことか、と思った。
次はどんな題材を取り上げるのだろうと、ずっと楽しみにしていた。そして、あえて事前情
今日も、読書。 |児童文学、子供の頃の自分と対話する
今回取り上げるのは、Podcast「本の海を泳ぐ」のテーマ本として読んだ、神沢利子さんの『流れのほとり』だ。
大学生になってから本を読み始めた自分にとって、「児童文学」はあまり馴染みがなく、新鮮な気持ちで読んだ。
大人になってから児童文学を読むと、忘れかけていた子供の頃の感性が蘇り、当時の自分と対話するような読書になった。
「たまには児童文学も読んでみると面白い!」今回は、それを言いたいがた