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一般ピープルから価値のあるデータを引き出すには


キーとなる言葉解説:


 スタンフォード大学:カルフォルニアの大学(1885年設立)。2021年の出願者が約5万5千人。入学できたのは約4%(日本の受験システムと根本的に違うのですが、狭き門)。世界大学ランキング2位(東大は24位)。シリコンバレーのお隣りさんで、卒業生70人以上はビリオネア。

 デザイン思考:人々が持つ、本当の問題を解決する為の考え方。

本の要点:

  • 初対面や、それに近い人々から、直面する(または内在する)問題や解決に必要な情報を、短時間で引き出す技術。

  • アクティビティで共感を広げていき、発言しやすい場を整える運営スキル。

  • 抽出された情報群を、効率よく活用するテンプレート、どのように整理し、評価するべきか。

  • ゴール(欲しいと思っているデータ)と、実際のデータ。そしてデザイン思考がフィットする分野。


 ザーッとまとめると、こんな感じの内容でした。

 意外だなと感じたのは、講義では何度もいっぱい失敗させて、そこからの気づきをまとめる時間が、全体のスケジュールに組み込まれている事です。筆者は、このカリキュラムでの実践でカフェテリアの学生たちに話しかけまくり、アポイントメント取りまくり。もちろん、断られてしまうこともあったのですが、交渉術や話術を駆使し、短期間でデザイン思考をつかむことができたそうです。

 ずーっと座学で先生の話しをタレ流されてる訳じゃないんですね。

 デザイン思考は、市場調査などが主な活用分野ですが、初対面のメンバーを和ませるフレームワークがコト細かにガッツリ入っていて、教育やイベント関連な方々にも気づきを与えてくれる印象が残りました。

ターゲットとしてる人達


  クラスを盛り上げたい先生。
  イベントの運営者。
  商品開発系のビジネスマンとか、言うに及ばず。


心に刺さった内容


「Yes, but(いいね!でもね)・Yes, and(いいね!それで?)」ゲーム

本書103ページ

 アイデアを膨らませるには。短時間でコメントを引き出すには。否定的にならない雰囲気を生成するには。

 これらの全てが組み込まれた、アクティビティの1つ。

読了日


 2022年6月ごろ

参考:


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