私の前と後ろに色のない流れとなって伸び広がるその時間は生なのか、それとも死なのか。ここには愛はない。憎しみもない。感情が堆積していく、いかなる結節点もない。 2021/04/19

　今週はなんだかんだ出社することになりそう。大阪で感染者数激増しており、東京も増えてきている。抑えが効かなくなっている気はするが、予想通りGWは緊急事態宣言になるんだろうなぁ、という展開。

　そういえばずっとやりたかったことを実現した。近所のうなぎ屋にうなぎ好きな人を連れてくること。ランチで少し慌ただしかったけど、ついに実現。構想から2年くらいかかった。喜んでくれたのでとても嬉しい。

　今日は晴れてとても心地よい1日で、昼の光がとてもきれいで、緑が映える。仕事は忙しいのだけれどその瞬間がとても長閑で、穏やかだった。

　そしてそれの反動なのか、なぜか読みたくなったのはアンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』で、孤独と閉塞感に満ちた世界を堪能する。再読なのだけど、案の定ほとんど覚えてないので、新鮮な気持ちで読めた。

アサイラム・ピース (ちくま文庫)

  私の前と後ろに色のない流れとなって伸び広がるその時間は生なのか、それとも死なのか。ここには愛はない。憎しみもない。感情が堆積していく、いかなる結節点もない。
アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』P.202