2020/11/10
ひと山乗り越えたかなと思ったタイミングだったのだけど、山越えるためにこぼれていた細々としたことが襲ってくるのでもう一踏ん張りしないといけないのかもしれない。なんというかゆとりがない感じになって生活のリズムが再び夜型に傾いて来ていて、少し眠る時間を削りながら本を読む。
レーモン・クノー『サリー・マーラ全集』を少し。日記と小説はそれぞれサリー・マーラ名義で出版されていたものなので、出版当初はレーモン・クノーの関与は明かされていなかった。明かされていなかったのだけど、このサリー・マーラの日記は読んでいくと明らかにおかしい。例えば走る速度が当時の世界記録並みのスピードだったり、あまりにも性的なことに対する知識がないことによるコメディみたいな話も出てきて、これは明らかに、普通の日記ではないぞ、、、と。
まぁ、既に僕らはそれがレーモン・クノーによる創作だということを知ってしまっているので、サリー・マーラという謎の作家の作品という受け止め方はもうできないのだけど、先日読んでいた加藤典洋『テクストから遠く離れて』にも書かれてきた作家と作品の関係を考える作品としても実に面白い作品。
仕事が忙しくて気がついたら日付変わってた。また更新忘れ。一度途絶えると、もう癖がついてしまうものだな。残念。
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