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古いものを買うということは、すなわちそれを思う自分を買うことだと聞いたことがある。 2020/08/06

 会社に行って、少し話して、慌てて帰って、また会議。慌ただしい日々を支える便利なお買い物システムというのが普及していて、自分がやっている仕事もECなので、そんなもののひとつなのだけど、ふと気を緩めると便利さにかまけて、買い物の真剣さみたいなものが失われていってしまっている気がする。

 それは必ずしも利便性だけの問題ではなくて、やっぱり多少は働くようになって出てきた金銭的な余裕だったりも影響しているのかもしれなくて、昼ごはん抜きながら貯めたお金でCD買うとか、服を買うとか、絶対に失敗は許されない買い物の真剣勝負的な感覚というのはどうしても薄れてきているような気がして。だから本当に欲しいのか、なんで欲しいのか、真剣に考えるようにしてみようと思ったりした。

 古いものを買うということは、すなわちそれを思う自分を買うことだと聞いたことがある。
内堀弘『古本の時間』P.28

 古いものに限らず、物を買うということはそのものを欲する自分を買うということなんだと思う。だからこそ買い物は真剣に。


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