京都ライター塾@第8期 「はじめて」から見た講座レポート④
百聞は一見に如かず?
2023年3月4日(土)、京都ライター塾 第4回目の講座を受けてまいりました!
早いものでもう4回目。折り返し地点も過ぎ、ついに後半戦です。
私は何か変わったか?といえば、ライターとしての活動もしていなければ発信もあまりできておらず、目に見えて大きく変わったことはありません。
一方で、レポートを書くこと、企画を立てること、インタビューをすること。練習ではあるものの、イメージするだけだったこれらを「実際にやってみる」ことで、はじめて「自分ごと」として捉えられるようになった点はすごく大きな変化だと感じています。
京都ライター塾で掲げられるゴールのひとつは「実践」。
たった1回でも、自分なりに「実践する」ことで本当に多くの学びや気づきがありました。"百聞は一見に如かず"ではありませんが「やってみる」ことの大切さを(普段腰が重い私は)あらためて学んでいる今日この頃です。
さっそく、今回も「はじめて」目線から見た講座レポートをお届けします!
全体の流れ
今回は「インタビュー講座」。前回の課題で提出した企画書のフィードバックから始まりましたが、受講メンバーがブレイクアウトルームに分かれお互いの企画書を見て気づいたことを伝え合ったり、後半はプチインタビューを実践したりペアワークがあったりと「実践」が多い回でした!
頭をフル回転させながら、あっという間の3時間。終わったあとは甘いものが食べたくなりました(笑)
◆インタビューとは?
さっそくですが、今回のテーマでもある「インタビュー」とは何なのか?という点から学びます。
インタビュー=人に会って話をきくこと=記事を書くための「素材集め」をする作業。つまり”いい素材集め”をすることが一つのゴールとも言えますね。
第2回講座「インタビュー原稿の書き方」でも”学びましたが、いい素材とは具体的な情報(5W1Hなど)と自分が現場で見たこと・感じたこと。
今回の講座では「いい素材を集めるためのヒント」を学びます。
◆インタビューまでの準備
インタビュー当日までに準備する項目は大きく分けて4つ。
1.)取材をするまでの準備
まずは企画を立て、企画書を作成します。(企画の立て方は第3回講座「企画の立て方」で学びました)
2.)アポ入れ
続いて、取材先へのアポ入れです。江角さん流のアポ入れ方法をレクチャーしてくださいました。
アポ入れをしたことのない私にとって、こういったリアルな情報はイメージがつきやすくとても有難いものでした。日頃目にする記事ひとつひとつの裏には、こういった過程があったのですね。
ちなみに、江角さんは朝から取材を「5件」実施する日もあるのだとか。(超人的です・・!)複数の取材先にアポ入れをする場合「取材の候補日を3日程度」作っておき、その中で「スケジュールを決めていく」方法がやりやすいと教えてくださいました。
3.)質問リストを作る
次いで、インタビュー時の「質問リスト」を作成します。
当たり前ですが、インタビューと言っても、やみくもに「質問すればいい」わけではありません。
私はこのあたりが漠然としていましたが、あくまでもゴールは「伝えたいことが読者に伝わる記事を書くこと」。この視点を常に持ちながら「どんな原稿を書きたいか(原稿のゴール)」を掘り下げ、そのためには「どんな質問をする必要があるか」を逆算的に考えることが大切だと理解しました。
スムーズによりよい話を聞かせてもらうために「取材先(取材対象者)の基本情報」を頭に入れておくことも大事なポイントです。
4.)取材に持っていくものを用意
• 音声レコーダー
• ペン
• ノート
• カメラ
• 名刺
こちらは、江角さんが取材に持っていくアイテムたち。
そのほか、取材先の場所や相手に合わせた服装・言葉遣いを心がけることも大切!ホテルのラウンジで行う社長インタビューに短パンはそぐわない、という話ですね。
◆いざ、インタビュー!
準備も終わり、いざインタビュー!当日の流れはこちらです。
先にインタビューの目的(記事の概要やゴールも伝えるといい)を共有することで「記事を作り上げる仲間のような状態になれるといい」と江角さん。
確かに、先に目的を伝えることで"取材される側"も答えやすくなり、結果「よい素材が手に入る=よい記事が書ける」ことにつながりますね。
そのほか「よりよい話を引き出すためのコツ」も学びました。
▼相手に気持ちよく話してもらうために。
→笑顔でいる、 名前で呼ぶ、答えをさえぎらない、聞き取れるスピードでゆっくり話す、オーバーなくらいに相づちを打つ
▼より深い話を伺うために。
→質問を細かく分ける、聞いた話の中から、次の質問を考える、分からなかったことは、その場で聞き直す
あとは「 いいと思ったことは伝える、自分の感想を伝える」。ここはインタビュアーとして伝えてよいものか迷っていた部分だったので、伝えることがプラスになると知れてとても良かったです。
そして最後に、「相手のファンになること」。インタビュアーとして大切なマインドがここに込められている気がします。
おわりに
インタビューと聞き「私にうまくできるのだろうか・・」と”自分が上手にインタビューを遂行できるか”という点ばかり心配していた私でしたが、講座を受け、その考えが的外れであったことに気づきました。
インタビューの目的は、あくまでも読者に「伝わる記事」を完成させること。インタビューの先には常に「読者」がいるという視点を忘れないようにしたいです。
もうひとつ、インタビューを受ける側もする側も、当たり前ですが一人の人間。インタビュアーとして誠意あるコミュニケーションを取ることで、単なる「質問者と回答者」ではなく「人と人」の対話が生まれ、結果的に「良い話を聞ける=良い記事が書ける」ことにつながるのだと感じました。
今回の講座もたくさんの”いい素材”をもらった(学んだ)ので、やはりあとは「実践」あるのみですね。
もうすぐ春。何事も「とりあえず、やってみる」を実践していこうと思います!
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