スナック恵_夜_

スナックは時空を超える繋がりの場

毎週金曜日のまっぴるまに3時間限定でスナックのママをやっているのですが、本日なんと日テレNEWS24で取り上げて頂きました!

動画はこちらからご覧いただけます。

ということで、取材で毎回必ず聞かれる「そもそもなぜスナックのママになりたいと思ったのか?」、「スナックやってて良かったこと」について、今日は書いてみようと思います。

スナックというか飲み屋のママさんになりたいと最初に思ったのは学生時代。当時、心理カウンセラーになりたいと思って勉強していましたが、その世界を知れば知るほど、自分がやりたい方向性とちょっと違うかも、と思うようになりました。日本だとカウンセリングに対するハードルが高く、自分がその世界にどっぷり入るイメージが持てなかった。でも、健康に生きていても誰だって落ち込む時もあるし、学校や会社に行きたくない日だってある。そんな時に気兼ねなく行けて、フラットに話を聴いてもらえて、明日からまた頑張ろうと元気をもらえる、そんなオープンであたたかい場所をつくりたいと漠然と思うようになりました。

とは言え若いうちは昼間働きたいと思っていたので、その夢は老後の楽しみとして、当たり前のように就活をし会社に入りましたが、やっぱりずっと憧れがあって。20代の頃には会社員をしながら、仲良くなったお店のママさんのもとでコッソリ修行させてもらっていた時期もありました。

その後子どもが産まれ、生活がガラッと変わりました。もともと週5で飲み歩き、飲み会幹事やホームパーティを主催するのも大好きだった私ですが、産後そういった機会がめっきり減ってしまった。だからこそ、たまに子どもを預けて出掛けられる貴重な時間を最大限に活用したいと思うようになりました。普通の飲み会だと、例えば学生時代の友人と飲む時はその当時の仲間を集めるし、職場の方と飲む時は職場の方に声を掛けますよね。しかし、それだと私には時間が足りない。自分が会いたい人を一度に集めて皆で楽しめないものかと考えた時に、スナックをしようと思いました。私にとっては非常に効率が良い(笑)うえに、私の大好きな人同士が繋がる場なんて、絶対楽しいはず!

そんなゆるい私的な動機で、不定期にスナック恵を始めたのですが、実際やってみると、それはそれは楽しくて、普通の飲み会とは全然違う。もっとやりたいと思っていた時に、現在お店を貸してくださってるチャーリーさんとのご縁があり、毎週金曜3時間限定の"金ヒルスナック"が始まりました。

始めるにあたり、たくさんの方に来てもらうことも大事なのですが、それ以上にまず「自分たちが楽しむこと」そして「毎週必ず続けること」の2つを最優先事項と決めました。なので集客は基本的に頑張らない。自分が話を聴きたい方をゲストに呼ぶぐらいです。

最初は知り合いのみのこじんまりとした場でしたが、続ける中で確実に輪が拡がっていると感じています。また、普通ならなかなか出会えないような方と肩書きを外したフラットな関係で出会うことができたり、思いもよらなかったような偶然の再会があったり、初対面かと思ったら実はそこでもここでも繋がっていた⁈みたいなことも日常茶飯事。場の力って凄いな〜!と実感しています。

先日一緒にカウンターに立ってくださった西邑さん↑がスナックのことを「時空をつなぐ」と表現されてて、なるほどなぁと、その言葉が自分の中で最近ジワジワきています。まさにこの日も、経営者、会社員、フリーランス、主婦、大学生などそれぞれ全く異なる背景の方々が一堂に会し、立場や年齢関係なく繋がり、大いに盛り上がりました。そもそも私と西邑さんが並んでカウンターに立っていること自体、時空を超えているに違いない(笑)

スナックを続ける中で、もう一つ自分自身にとっても気付きがありました。私は単純に「人と関わりエンパワーすることが好き」と思っていましたが、関わり方にも様々なやり方がある。私の場合は、一対一のコミュニケーションも好きなのですが、それ以上に人が集い繋がる場で化学反応を起こさせるという関わり方の方がもっと好きで、自分の期待や想像を遥かに超えたものが生まれる可能性やワクワク感が、何より楽しいんだと気が付きました。

やりたいことは声に出す。まず小さくやってみる。そしてコツコツと続ける。そんな当たり前のことですが、やりたいことを形にするってこういう地道な積み重ねなのかなと思います。でも純粋に自分が楽しんでやっていると、いろんな人や機会やご縁が巡ってくるし、気が付いたら見える景色が変わっていると知りました。

ちなみに「私もママやってみたい」というお声をすごくよく頂くのですが、金ヒルスナックは、やりたい方にはオープンな場なので、ぜひママ体験(パパ体験もw)しに来てください。

最後に。いつもお店を使わせていただいている、Charlie's Barのチャーリーさんこと岡田さん。いつもありがとうございます!チャーリーさんとのご縁がなければ現在のような働き方は実現できていなかったので、本当に心から感謝しています。


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