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講師紹介~阿部大介 (農業(果樹等))~

12月13日(水)開催「農業(果樹等)」ワークショップ講師のおひとり、阿部大介様をご紹介します。


阿部大介さんってどんな人?

お名前:阿部大介
職業:農家
出身:福島市
お住まい:福島市
学歴:福島県立福島西高等学校→山形大学農学部卒業

どんなことをしているの?

福島市瀬上町にある家業の「果樹園やまと」でりんごを中心に果樹栽培を行っています。

これまでの主な取り組み

私が就農する以前は、お客様への直接販売とJAへの出荷が中心でした。JAに出荷していた分を、直売所や道の駅へ小売するようにして、増収につなげました。
冷蔵設備を活かし、有利なタイミングで販売することにも取り組んでいますし、加工事業にも取り組んで様々な可能性を探っています。
また、地元小学校の3年生の「総合学習」の授業における特別非常勤講師もしています。3年生に様々な体験を通してリンゴの開花から収穫までの流れについて理解を深めてもらっています。10月から翌年3月までは自分の果樹園のりんごを給食にも提供しています。りんごが給食に出る時には、品種の情報や畑の様子、仕事の内容等を添えて、放送で聞きながら食べてもらっています。

なぜ今の職業に?

農家の長男として生まれ、いずれは継ぐんだよねという周囲の見えない圧を感じて育ちました。やらない理由は無いし、自分にしか出来ないことなのかなと思い就農しました。現在はしっかり楽しんでいます。

どんな生徒・学生だった?

高校時代は弓道が楽しくて、学業の方は褒められたものではありませんでしたね。担任の先生に内申書を盛って書いてもらい、何とか進学することができました。大学では果樹を専攻し、さくらんぼで卒業論文を書きました。うちで栽培するのは止めてしまいましたが。キャンパスが日本海側だったので、冬のどんよりとした空気になじめず、早く太平洋側に帰りたいと思っていました。

なぜその進路を選んだの?

農家=農学だと思い進学しました。通ってみて感じたことは、「美味しいものを作る研究」というよりは、「公務員になるためのカリキュラム」だったかなということですね。

高校生へのメッセージ

将来の選択肢が多いというのも逆に悩みが多いと思います。朝ドラ「エール」に出てきた名言「人よりほんの少し努力するのが辛くなくて、ほんの少し簡単にできること。それが見つかればしがみつけ。必ず道は開く」まさにそのとおりじゃないでしょうか。

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