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リリース5周年のあゆみと成長を振り返る。ミツモアCEO石川彩子インタビュー

2017年3月22日の最初の依頼から、2022年3月21日でサービスローンチから5周年を迎えたミツモア。5年間のあゆみと成長を数字で振り返りお知らせするプレスリリースを発表いたしました。
今回のミツモアnoteでは、CEO石川に各数字が改善した要因や社内の状況、そして今後の構想について、掘り下げて聞いてきました。

石川彩子
東京大学 法学部卒。新卒で外資系コンサルティングファーム、ベイン・アンド・カンパニーに勤務。その後、ペンシルバニア大学ウォートン校にてMBAを取得し、シリコンバレーのECスタートアップZazzleに勤務。
帰国後、元ヤフーのエンジニアとともに「ミツモア」を創業し、同社CEOに就任。

[累計依頼数の推移]

ー累計依頼数は昨年からも大きな伸びを見せていますね。2022年4月6日で累計依頼数が150万件を突破しています。どういった要因から大きな改善に至ったのでしょうか。

石川彩子(以下石川):昨年からの変化として、コンバージョンが大きく改善したことが要因ですね。広告の出稿数も増えて新規ユーザーの流入が増加、同時にオーガニックでのユーザー獲得も共に伸長しました。また、昨年からテレビCMを開始しマスマーケティングに力を入れています。今後もROIが見合うように、継続的に成長できればと考えています。
また、昨年からCRM(カスタマー・リレーション・マーケティング)にも力を入れて取り組んでいます。1人のお客さまがミツモアを何度くらい使っていただいているのか。ミツモアはさまざまなサービスを内包しているプラットフォームのため、年に1回くらいはみなさまにとってぴったりの機会が発生するのでは、と考えています。そうした際に思い出してもらえるように、さらにサービス改善を進めていきたいと考えています。

また昨年の大きな変化として、ミツモアのプロダクト内にマスコットの鹿ちゃんが登場しました!鹿ちゃんは、ミツモア上の体験をガイドしてくれる案内役です。親しみやすく、愛らしさもあってメンバーも気に入っており、鹿ちゃんをもっと活躍させようというプロジェクトも動いているほどです。

また、今後さらに力を入れて進めていきたいこととして、依頼者と事業者、双方がさらに安心してミツモアプロダクトを使える顧客体験を目指していきたいです。安全という文脈で現在いくつかの要素に取り組んでいます。追加請求や、現地での金額の激しい変動のない明朗会計への取り組み・事業者の業務品質の担保・もしものことがあった時の保険でのカバー、などです。保険での補償については、東京海上日動と連携し保険を提供しています。

見積もりプラットフォーム「ミツモア」安全・安心なサポート体制を強化 全成約作業を対象に損害賠償補償制度を導入〜最高1億円まで補償〜

安心はプラットフォームとして絶対的に大事な要素であると同時に、ミニマムの機能でもあります。そこからさらに、ミツモアでの体験で、感動してもらえるにはどうすればいいか、というところまで考え、顧客のNPS(ネット・プロモーター・スコア)改善にも取り組んでいきます。NPSはCRMにも接続されているところなので、サービスを超えて使ってもらえるようにしていきたいです。

感動を作る上で、1番大事な要素だと考えているのは、速さですね。すぐに返信がもらえ、依頼が完了できる、という状態。現在は事業者側の返信にまだ時間がかかっている状況です。一朝一夕には行かないのですが、通知の整理などを進め、事業者にとって何をすればいいのかわかりやすいサイト作りをし、速さを突き詰めた改善していければと考えています。

[株式会社ミツモアのスタッフ数の推移]

ー現在のメンバー構成について教えてください。

石川:現在のメンバー構成は、開発チームが12% 程度、ビジネス職種がそれ以外ですね。SWATを開発に含めると18%ほどでしょうか。SWATはCEO室に所属しており、利用規約やプロダクト関連の変更など、その時々で経営上の大きな課題に取り組んでもらうチームです。また、Issue 解決部隊とも呼ばれていて、プロダクトのここをこうしたらこうなるのでは、という課題発見に取り組んでいます。今後の分布としては、12-3%開発・3%デザイナー・5%PM、という感じで、20%から30%くらいをプロダクト職種にしていくことを目指しています。さまざまなポジションで採用を強化しているので、ぜひご覧ください。
ミツモア採用情報

ーミツモアの現在のフェーズと、一緒に働きたい人の像について教えていただけますか

石川:ミツモアは1つのプラットフォームですが、サービス数はたくさんあり、多くの事業に取り組んでいます。士業など、成熟していて今後さらに数字を伸ばしていけるカテゴリーもあれば、まだ磨き込みが甘く、完成されきっていないサービスもあります。そういった意味では、フェーズ感が様々混じっているような状態です。成功事例から学びながらも、1からプロダクトに磨きをかけていくことに興味を持てる人にとってはいい環境なのでは、と考えています。

一緒に働きたい人の像として、よく面接で大事にしているのは「ロマンとそろばんが両方ある人」と言っています。良いもの・体験をつくることにパッションをもっている人。その体験を数字につなげることにもパッションがある人。どちらにも熱意をかけられる人と一緒にはたらきたいです。

ミツモアはスタートアップです。今後もスタートアップらしさは永遠に忘れずに、成長スピードを追い求め続けていきたいです。現在は250名近くのメンバーがいるのですが、今年3月末にオフィス移転もし、まだスペース的には余裕がある状態。来年にまた余裕がなくなるくらい、会社としてひとまわり成長できればと思っています。
本社事務所移転のご挨拶 - ミツモア

[SDGsの取り組み]

ー女性スタッフ比率も高いですが、どんな女性メンバーが活躍しているのでしょうか。

石川:女性メンバーは多いですね。経営メンバーにもいますし、現場にも多い。ただ、まだマネージャーにはやや少ない状態で、この層をもっと強化できるといいなと考えています。女性活躍という観点だけではなく、ダイバーシティがあったほうが風通しもよくなりますよね。変な同調圧力から、何か意見を持っていたとしても発言しない…とか、そういう状況は避けて、さまざまなバックグラウンドのメンバーが発言しやすい会社にしたいです。そのためにもマネージャーや経営層に近いところに女性がいてこそだと思うので、まだまだ取り組んでいく課題ですね。

[働きやすい職場環境]

ー石川さんの視点から見た、働く場所としてのミツモアについて教えてください。

家庭を持っているメンバーも多いです!また、カルチャーとしてはMonthly All Handsなどを通じた、風通しの良さについて、ポジティブなコメントをもらうことも多くあります。All Handsでは「社長に聞いてみようコーナー」があり、なんでもランダムに聞ける場を設けているのですが、そこで質問してもらえるとなんでも答えています。私はこういうカルチャーで育ってきたのですが、新しいメンバーから見ると新鮮に映る人もいるみたいでしたね。フランクでフラットな場であり続けたいと考えています。

サービスとして5周年を迎えましたが、今後もさまざまな側面からさらなる成長を続けていければと考えています。一緒に働くメンバーも募集していますので、ご興味を持っていただいた方はぜひ一度お話しできれば嬉しいです。

(インタビュー・編集・ライティング:伊賀あゆみ)

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