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日本企業を複数経験した外国籍エンジニアが語った、ミツモアのダイバーシティ

現在、ミツモアには日本人だけでなく外国籍エンジニアも在籍しています。

母国で働く選択肢もあるなか、なぜ日本で、そしてミツモアを選んだのでしょうか?また、多様なメンバーが集まるミツモアの環境はどんな感じなのでしょうか?

そこで今回は、ケイさんとジョーダンさんが登場。日本へ訪れたきっかけ、そしてミツモアで働くまでの経緯を聞きました。

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kei agou (邢 亜豪) プロダクト部 開発f8n グループ
中国出身。2021年8月、エンジニアとしてミツモアに入社。日本企業で働くのはミツモアで3社目。
2015年に中国の大学を卒業後、日本に来て京都の日本語学校で日本語を勉強しながら、進学準備。2017年に一橋大学大学院に進学、経済学専攻。大学院にてプログラミングでデータ分析する際にプログラミングの楽しさを実感して、エンジニアになりたいと決意。2019年一橋大学大学院卒業後、受託開発のECサイトエンジニアとして就職。その後、2社目を経験。2021年、新しいチャレンジと技術を高めることを求め、ミツモアに入社。

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Jordan Ordorica プロダクト部 開発f8n グループ
アメリカ出身。2021年10月、エンジニアとしてミツモアに入社。日本企業で働くのはミツモアで3社目。
2010年に旅行で3週間ほど来日し、その時滞在した愛知県のホストファミリーの人柄に魅力を感じ、2012年に再来日し、同じ愛知県の岡崎市の日本語専門学校で日本語を勉強しながら、 英会話スクール運営会社にて講師として働きはじめる。2015年に転職し、ホームページ制作、プログラマーとして従事。2021年にミツモアにwebエンジニアとして入社。

技術的成長やモダンな考え方を求めてミツモアへ

ーお二人が日本に来るまでのストーリーをそれぞれ教えてください。

ケイ:私は留学をきっかけに来日。そのまま日本でエンジニアとして就職しました。なので、ミツモアが3社目なんです。留学のきっかけは「とりあえず海外で過ごしてみたい」と思ったから。それに、私は出身が中国なので、日本は距離的にも近いし予算にもマッチしていました(笑)。

ジョーダン:私は2010年に来日し、3週間ほど滞在しました。最初の1週間は東京、次の2週間は姉妹都市の愛知県豊橋市、3週間目は京都・広島に泊まりました。特に2週間目は感動しましたね。愛知県のホストファミリーの家に泊まったのですが、とても良い人でした。これをきっかけに、2012年から愛知県で働き始めました。

最初は愛知県岡崎市で日本語の専門学校で勉強した後、英会話教室でアルバイトをしていました。2014年からはその英会話教室で正社員になると同時に名古屋へ。しかし、徐々に別の仕事をしたくなってきたんですよね。そして2015年の夏ごろ、プログラミングのスキルを活かす仕事をするためにHP制作の会社へ転職しました。

ーなぜミツモアで働くことになったのですか?

ケイ:技術的な成長ができる環境を求めて転職サイトを見ていたところ、ミツモアにたどり着きました。ミツモアで働くエンジニアはすごく優秀で、経歴も輝いていて(笑)。特に僕が好きなJavaScriptを使える環境があったこともあり、ミツモアに決めたんです。

ジョーダン:私も次なるステージを探すため転職先をいろいろ見ていました。最終的にはミツモアのエンジニアであるEugene Yaroslavtsevと掲示板サイトで知り合いになり、ミツモアを勧めてもらいました。彼は、私が掲示板に書き込んだ経歴やポートフォリオを見てくれていたんです。

ーお二人とも技術面でミツモアを選んだ?

ケイ:そうですね、バックエンドもフロントエンドもTypeScriptで書かれていて、わりと新しいトレンドを多く取り入れているところがいいなと思ったんです。入社してからわかったことは、たくさんのミドルウェアやツールも導入していること。まだそこまで大きな企業じゃないのに、ちゃんと技術に向き合っているところに好感を持てました。

ジョーダン:私もミツモアに決めた理由は技術面です。そしてもう1つは、もっとモダンな考え方の会社に入りたい気持ちがあったからでした。

ーモダンな考え方?

ジョーダン:例えば、新しい技術の導入。ずっと同じ技術を使うのではなく「このプロジェクトには新しい技術を使ってみましょう」といった挑戦する姿勢があるところが魅力でした。あとは、ワーク・ライフ・バランス。個人的に、仕事に夢中になれるのはいいことだけれど、プライベートとのバランスも大切だと思っています。ミツモアでは、技術面以外でのトレンドも多く取り入れようとしていることを感じられたのは、入社の決め手でした。

ーとは言え、海外では技術的に進んでいる国も多い印象です。それでも日本を選んだ理由は?

ジョーダン:個人的な感想ですが、日本では「この技術は10年前から使っていて慣れているから、このままでいきましょう」みたいな会社が多いと思いました。でも、技術トレンドは毎年変わります。会社の考え方を常に更新していかないといけない。ミツモアでは、そういった考えがしっかりありました。

ケイ:同感です。ミツモアは技術的にもチャレンジしていることが多い。それはミツモアを選んだ大事な理由ですね。

他の日本企業での就労経験からわかるミツモアの魅力

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↑3年前ほど前、長野県駒ヶ根市にて。目的は山での囲碁の合宿に参加するためだったそう

ーミツモアに入社して、前の会社との違いは感じましたか?

ジョーダン:前職は歴史ある会社でした。なので、何か物事を進めようとすると、まずは部長、その次に社長…とフローも複雜だったんですよね(笑)。もちろん、ある程度の規模になるとそういったフローは必要なので仕方がないところもあるのですが。その点、ミツモアは経営陣との距離が近い!先日は出張だったのですが、前の席にCEOが座っていましたからね。普段からも、何かあればCEOやCTOと気軽に話せるので安心しています。

ーそれは良いですね。ケイさんは?

ケイ:前職は受託開発の会社でした。案件によっては、自分の発想で「こうした方が良くないですか?」と提案しても、「そこまで考えなくてもいいから」と言われることはよくありましたね。

一方で、ミツモアは自社プロダクト。自分たちでよりよくしたいと考え、自発的に動く姿勢や考えはけっこう違いました。

ーすぐに慣れましたか?

ケイ:わりとすぐに慣れましたね。たくさんアイデアがあるんです。ただ、時間も人も足りないところがボトルネックです(笑)。

ーそんななか、お二人は今どんな仕事を担当しているんですか?

ジョーダン:ミツモアのランディングページを担当しています。サービス紹介やカテゴリー紹介、ReactからNext.jsへ更新したりしています。独学で、ReactとNext.jsをたくさん勉強していました。チームもいいスタッフばかりで、サポートしてもらいつつ頑張っています。

ケイ:私は後払いシステムを担当しています。つまり、支払い方法を一個追加する業務ですね。これがけっこう難しいのです。なぜなら、既存のコードベースが大きくて理解するのに時間がかかりますし、他の支払い方法とうまく整合性を取れるように導入しないといけないからです。このあたりは、チームみんなで話し合いながら、依頼者にとっていいサービス体験になるものを試行錯誤しているところです。

ーそのなかで工夫していることは?

ケイ:ミツモアはいろんな新しいツールが導入されていて、なかには私が今まで使ったことのないツールもあります。それに慣れるまでは工夫が必要でしたね。ドキュメントを見て勉強したりしました。

ジョーダン:とはいえ、ミツモアには新しい機能を作れるチャンスもあるし、どんどん慣れているので、大丈夫だと思います。

国籍問わず積極コミュニケーションを実現

ーミツモアに入ってみて、困ったことはなかったですか?

ジョーダン:報告の方法とか、コーディングスタイルとか知らないことが多かったです。でも他のメンバーがすぐに説明してくれたので安心しました。

ケイ:ミツモアのメインのコードベースを新しいメンバーが入ってから理解するまで、時間がかかります。今でも理解してると言えないと思います。やはりドキュメントはもうちょっと作れたらいいかもしれないですね。

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↑数年前にご両親と沖縄に家族旅行をした時の写真。ここ2年ほどは中国で暮らすご両親とは会えていないとのこと

ー「積極コミュニケーション」というのがミツモアのバリューにあります。入社してみて、このバリューを実感したことは?

ケイ:実感する場面はあります。基本わからないことは聞けます。コーヒーブレイクとか雑談の時間も多いので助かります。

ジョーダン:ですね。毎日グループで連携しているおかげで、新たに取り入れる開発手法のメリット・デメリットを話し合えたりします。何より、コーヒーブレイクの時間も楽しいですね。

ーお二人を含めて外国籍のエンジニアが7人いると聞いています。ミツモアでは基本的に英語が使われているんですか?

ケイ:メンバーやチームによって違いますね。今のチームメンバーはみんな日本人なので、日本語です(※註:インタビュー時の所属)。でも、先ほどもお話したEugene Yaroslavtsevのチームだと英語だったりします。ジョーダンさんのチームはほぼ英語ですよね?

ジョーダン:そうですね。チーム全員が英語圏の人間なので英語です。もし、日本人メンバーとコミュニケーションが必要でも、私は話せるので大丈夫!

ー言語の壁を感じることはありますか?

ケイ:スムーズですね。すごく細かいことや、説明しにくいことは、画面をシェアしながら話せるので、言葉の壁はあまり感じません。

ジョーダン:前の会社でいろいろ日本語を話せるようになったので、言葉の壁はあまり心配していません。時々、正しい敬語を使えてるかどうか不安になりますけれど今のところ問題ないと思います。

ー今後ミツモアが日本語が得意ではないメンバーを受け入れるときのアイデアはあったりしますか?

ケイ:オンボーディング時は、もう少し説明してもらえれば、よりスムーズになるかもしれません。また、最近では新しいドキュメント作成時に、なるべく日本語と英語の両方を書くようにしています。

ジョーダン:それはいいですね。私は日本語も読めるので、オンボーディングは特に問題ありませんでした。でも、これから入社する外国籍メンバーには両方あったほうが親切だと思います。


ーお二人のおかげで、日本語英語両方のドキュメントが増えつつあるんですね。

人も技術も、新しいことを積極的に導入するミツモア

ーところで、ジョーダンさんもケイさんもリモートワークです。苦労はないですか?

ジョーダン:私は今、愛知県一宮市にいます。Slackもありますし、他のメンバーもすぐ返事してくれますし、問題はないですね。

ケイ:私は東京にいますけど、ほぼリモートです。わからないことがあれば画面シェアで説明してくれるので、大丈夫です。

ー最後に、お二人が考えるミツモアで働くメリットは何ですか?

ケイ:ミツモアは新しい技術、面白い技術をたくさん取り入れていて、学べるところが多くて楽しいです。他の会社では新しい技術を独学で勉強しても、会社としてすぐに取り入れるところはまだ少ない印象です。でもミツモアだとすぐに導入を検討してくれる。そこがいいと思います。

ジョーダン:新しい技術を使う方が楽しいし、面白い!ミツモアのモダンな考え方が良いポイントですよね

ー母国に住む知り合いにミツモアを勧めるとしたら?

ケイ:中国は優秀な人の給料は高いんですが、そのかわりに競争も激しくて、がんばらないといけない場面も多いんです。だから、ワーク・ライフ・バランスを崩してしまう人もいる。ミツモアでは、ワーク・ライフ・バランスを保ちつつ、新しい技術を学べる魅力があります。何より、僕個人としては、ミツモアに中国語を話せる人が来たら嬉しいです(笑)。

ジョーダン:アメリカでIT企業で働いたことはなかったのですが…。日本のIT企業であるミツモアは技術を学べる機会も多いし、リモートワークが認められているので愛知県という地方の魅力ある場所での生活も楽しめる。いいポイントだと思いますよ。

ーありがとうございました!

(インタビュー・編集:福岡夏樹 ライティング:字と図 吉田千枝子)

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